国産高級車ドレスアップマガジン

【クラウン最強論】最新&定番カスタム実例〜18クラウン オーナー車編〜

最新&定番カスタム実例
クラウン最強論【18系編】

大人気のクラウン。今回は18系クラウンのカスタム実例をご紹介。シンプル系から派手系まで、様々な仕様が登場する。ぜひ18系クラウンのドレスアップの可能性を堪能して欲しい。

# 27 18CROWN 佐久間 誠

クラウン
リアに回ると正体が判明?
サプライズで注目を浴びる

クロームメッシュの輝きに目を引き寄せられる。USラグジュアリーを意識した200クラウンか、と思いきや、実は18クラウン。ボンネット・ヘッドライト・グリル・バンパー・フロントフェンダーと、フロントまわりを一式、200用に換えている。「パーツ代と工賃合わせて40万円くらいで移植できました」。リアは18系のままだが、これは全身やってしまうと200系にしか見えなくなってしまうため。顔は200なのにお尻は18? という不思議感を演出するための仕掛けだ。「誰とも被らないし、詳しい人ほど注目してもらえるのがいいですね」。

クラウン

グリルのメッシュはクライスラー300C用を加工して装着。フロントは純正風の社外品+社外ハーフ。リアはマフラーと開口部以外は18純正のまま。

 

# 28 18CROWN 田中 優希

クラウン
難易度が高めのミニバン用
エアロとのニコイチに挑戦

フロントはKブレイク・プラチナムをベースに、同ゼロカスタムの20ヴェルファイア用を合体。サイズ感がまるで違うため、下手を打つとデザインが破綻するところだが、ニコイチマイスター・KCスタイルの技術力があればこの通り。特徴的な縦フォグやフィン付きの開口部を絶妙なクリアランスでバンパーにインストール。汎用3連+V36用プロジェクターを入れたヘッドライトとの相乗効果で、迫力満点の顔に仕上がった。そのインパクトを生かす意味でもフェンダーは純正をキープ。ただし車高はユニバーサルエアーエアサスで妥協なく落とし切る。

クラウン

ベースはムーンルーフ付きの16年式アスリート。家族がホンダ関係の仕事に携わっていることもあり、クラウンの購入は「猛反対されました(笑)」。

 

# 29 18CROWN 本田 誠

クラウン
18のバランスを保ったまま
ワンオフ加工で個性を追求

鼻先を尖らせたユーロテイスト溢れるフロントに、リアタイヤ後方から飛び出す片側3連のサイドマフラー。ボディは光沢感の美しいレクサス純正ブロンズメタリックに染め、全身からスペシャル感を漂わせる。さり気なくリアフェンダーはワイド化されており、出幅は3センチ+アーチ上げも5センチ。この仕様ならもっと出しても似合いそうな気もするが、「やり過ぎると18クラウンのバランスが崩れてしまう」とあえて抑えを効かせた。足はハイドロでダウン。乗り心地が硬すぎず、エアサスのようにコンプレッサー音が響かないのも決め手だった。

クラウン

フロントはモードパルファム雅夢レガリア+ブラックバイソンCLS用。ホイールはグノーシスGS2の20インチを選び、輸入車的な雰囲気を加速する。

 

# 30 18CROWN 神吉 秀幸

クラウン
モチーフはクラウンの「F」
見た目と走りの両面を磨く

RC FやGS Fのように、もしクラウンにもレクサスのFモデルがあったらノがテーマ。40LSのプロジェクターや600中期のOPフォグ、IS F用ブレンボブレーキなどのレクサス純正パーツを随所に移植。さらに40LS風ウインカーミラー、IS F風のマフラーカッターといった社外品も組み合わせ、未知なるトヨタ版Fモデルを追求する。足元にはBBS LMチャンピオンエディションの19インチをおごり、車高はボルドエアサスでローダウン。普段の走行車高も低いままでイケるよう、調整式アームや強化スタビを導入して運動性能も磨く。

クラウン

フロントは純VIP、サイドとリアはファントム雅夢で、リアはIS F風にアレンジ。ディフューザーにはRX-8バックフォグを入れ、カーボンシートを貼った。

 

# 31 18CROWN 太田 佳佑

クラウン
シャープな造形美で魅せる
上級スーパーカーテイスト

スーパーカーを意識しながらも、決して派手に振りすぎない。巨大な開口部もダクトも使わず、メリハリの効いたボディメイクで勝負する。注目はワンオフのブリスター。フロントはタイヤハウスを持ち上げるように力強く膨らませ、リアはドアノブ下から上に切れ上がっていくラインでワイド化。リアドア後方は一段落として立体感を出した。「造形はフロントが86、リアはアテンザがヒントになっています」。ボンネットにも両端を摘んだような3Dラインを投入。フロントバンパー先端部の尖りと合わせて、スーパーカーテイストを巧みに表現した。

クラウン

35GT-R純正改のハネも見どころ。テールはあえてロイヤル後期用に交換。白さが際立つカラーはレクサスのホワイトノーヴァガラスフレークだ。

 

# 32 18CROWN 永岡 辰章

クラウン
イベ会場でも目立ち度抜群
ザックリ系のラインワーク

鋭利な刃物で刻んだような開口部に、これまたザックリ切られたリアドアダクトが衝撃的。フロントのアンダーフラップはリアルカーボン製、左右に配したデイライトはアクリル製と、組み合わされる素材までひと味違う。「イベントで勝つために作りました」という渾身の仕様なのだ。エアロは純VIPがベースながらもはや面影はなし。リアもチタンマフラーがバンパーから飛び出す設計で、フロントに負けないインパクトを放つ。また各部のエッジーなラインを最大限にアピールすべく、ボディは陰影の出やすいオリジナルシルバーでオールペンした。

クラウン

ブリスターの出幅はF4・R6センチ。純正のドアモールはスムージングで消し、フロントフェンダーダクトと繋がるキャラクターラインを新設した。

 

# 33 18CROWN 井上 直樹

クラウン
純VIP GTのニコイチで
ドレスアップ熱が急上昇

アグレッシブな意匠がウリのエイムゲイン純VIP GT。そのLS用の顔に一目惚れし、「どうしてもコレを付けたい!」とニコイチに挑んだ。当初は車高調とホイールまでと決めていたドレスアップ計画だが、このバンパーを付けたことで歯止めが効かなくなったという。続いてMJKカスタムズのブリスターキットを装着し、ボディを6センチワイド化。そこからついでとばかりにレクサスIS純正のソニックチタニウムに全塗装も敢行。純VIP GTの立体造形やブリスターのラインが、このカラーでよりくっきりと鮮明に浮かび上がった。

クラウン

MJKブリスターはポン付けではなく、前後を貫通するラインを追加。のっぺり感を払拭している。車高は18マジェ純正エアサスを流用して落とした。

 

# 34 18CROWN 塩月 義孝

クラウン
大胆なデザインブリスター
進化を続ける塩月クラウン

2014年10月号で表紙を飾った塩月サンの18クラウン。その後もたゆまずドレスアップを継続し、またガラリと雰囲気を変えてデビューしたのが2016年のこと。フェラーリレッドに染まるボディに、強烈インパクトのセンター4本出しマフラー。そしてうねるような3Dラインを描くブリスターフェンダーで周囲をあっと驚かせた。ご覧の通り、停まっていても躍動感たっぷりのスタイリングだが、走行時はさらにアグレッシブさを増す。足まわりも煮詰められ、エアサスでやや上げた際にも、いい感じのツラ具合で走れるセッティングになっている。

クラウン

4ドアセダンとは思えないレーシーなシルエット。ヘッドライトはボンネットとバンパーで一部隠し、シャープに演出。210系イナズマグリルとも相性良し。

 

# 35 18CROWN 森 暁

クラウン
全身ロリンザーにこだわり
自己流を貫くゼロクラウン

ユーロ意識、あるいはベンツ意識というオーナーは少なくないが、さらに一歩踏み込んだロリンザー意識。意識というより、リアルにロリンザーパーツを採り入れてスタイルを作っている。まず前後バンパーはロリンザーW221用、サイドはロリンザーW220用を加工して装着。元のデザインは崩さず、ダクトやラインなどアレンジも加えないのがこだわり。ホイールもホール開け直しでロリンザーLM-6を履き、フェンダーダクト、ブレーキキャリパー、マフラーまでロリンザーパーツを採用。ここまで徹底的にやったゼロクラは例がないだろう。

クラウン

オリジナルブロンズのボディもロリンザーの雰囲気にぴったり。合わせてインテリアもブラウン・ベージュ系のレザー&アルカンターラで張り替えた。

 

# 36 18CROWN 川本 睦

クラウン
車高短を追求するいぶし銀
オーナーとのギャップも魅力

地面に張り付くようなローフォルム。足まわりは車高調、フルでアームも投入済み。前後10・5Jと純正フェンダーには厳しいサイズのマイスターM1は、シビアなツラ具合で収める。イベントに参加するようになってからアピール度を高めるためにエアロも組んだが、基本路線はあくまで車高短。そんな硬派な18クラウンの所有者は、当時21歳・学生だった睦サン。今回は顔写真を掲載しないが、念の為にいっておくと、睦サンはスラリとした美脚の女性である。「愛車に女の子らしさは出さない主義。私自身、男っぽい性格というのもあります(笑)」。

クラウン

ボディは純正シルバー。グリルやエアロの塗り分けはマットブラック、マイスターM1のディスクはガンメタと、色使いも渋い。キャンバーは前後10度。

 

# 37 18CROWN 坂井 隆一

クラウン
エアロもホイールも規格外
スーパーカーVIPの衝撃

獰猛なフロントマスクはSADカスタムのハイエース用エアロ・スティンガーで実現。サイズの違いは明らかな車種だが、元のデザインをできる限り崩さず、際どいバランスでゼロクラのボディに馴染ませている。先端を鋭く伸ばし、ワンスター加工のアンダーフラップを組み合わせたのも成功の要因だろう。リアもド派手にブラパル加工。こうなると足元も普通ではいられない。F10・R14センチのオバフェンに合わせたのは、F10・5/R14Jという規格外のマイスターS1だ。「リアルなスーパーカーが履くような極太サイズをねじ込みました」。

クラウン

前仕様のキャンディレッドからこのオリジナルガンメタに塗り替え、見事カバーカーの座をゲット。アクリルを駆使した前後ライトの加工も秀逸だった。

 

# 38 18CROWN 坂口 晃司

クラウン
事故から箱替えして復活
差し色の黒を効果的に使う

オリジナルソリッドホワイトのボディに、漆黒のアクセントが映える。屋根はカーボン、ボンネットはメッキブラックのカッティング、そしてエアロ各部は塗装。同じ黒でも細かくアレンジしたのがポイントだ。エアロはワンスター加工。実は前愛車に付けていたもので、不慮の事故により無残に割れてしまったが、補修して大事に使っている。ちなみにその際、クルマの方は廃車になったため、この車体は二代目。また新たにイジっていくにあたり、今回はブリスターにもチャレンジ。リアドアに刻んだシャープなダクト&塗り分けで存在感を高めている。

クラウン

フロント側面のダクトは左右逆付けし、ドアダクトとイメージを揃えた。ドアノブやドアモールもブラックアウト。ヘッドもインナーブラック+LSプロ眼移植。

 

# 39 18CROWN 奥村 茉未

クラウン
大好きな18クラウンだから
日々の通勤時も一緒にいたい

ロイヤルからアスリートへ、2台目の18クラウン。「大好きなクルマ。スポーティなアスリートにも乗ってみたかったんです」。基本路線はシンプル志向で、エアロはLDJデザインを採用。当時新作だった丸フォグとデイライトのアタッチメントも装着し、LEDイカリングを投入したヘッドライトと合わせて、光の演出は華やかに楽しむ。通勤車ゆえ、車高は無理しないレベルでローダウン。ハンドルは全切りが可能だ。「エアロも小振りなので運転しやすいですね」。愛着はますます深くなるばかりで、週に1回の手洗い洗車がルーチンになっているとか。

クラウン

デコラインをオリジナルで製作。フロント側には茉未サンの名前を、リア側には「大ファンです」という安室奈美恵のロゴをもじったマークを入れた。

 

# 40 18CROWN 為栗 正紀

クラウン
アスリートをより速そうに
GT系のイジりで魅せる

好みはGT系スポーツ。そのスタイルを作るべく、エイムゲイン・ジェネレーションのエアロはほとんど原型がなくなるまで加工されている。フロント左右にはハイパーLEDデイライトを、中央開口部にはインタークーラーをセットし、アグレッシブさをプラス。リアも凸型のディフューザー仕様に作り変え、レーシーなハス切り4本出しマフラーを装着する。一方でボディは高級感のあるジンジャーブラウンメタリックで全塗装。これに合わせて足元のレオンハルト・ラーゼンは限定色のマイスターブロンズを選び、カラーバランスも丁寧に整えた。

クラウン

車高調はモードパルファム。フェンダーはツメ加工のみだが、リアは10Jマイナス6の深リムをギリギリで収める。ウイングやテールはブラックアウト。

 

●VIPスタイル編集部