まずは早速ローダウンされた50系こと、新型LSに目が持って行かれるだろう。
ロングボディを標準とし、さらにCピラーの傾斜を強めてクーペルックになった新型LS。
その伸びやかさが一層強調され、実にエレガントである。
恐らく雑誌としては最速の公開ではないだろうか。
これは九州のガレージアンサーの手によるもので、高級車ドレスアップに手慣れた業界の老舗として、流石の一言に尽きる。
しかし、ここで注目すべきはローダウンされた新型LSではなく、足もとに奢られたホイールの方だ。
スーパースターが2018年モデルとして来年3月に送り出す、レオンハルト ガイストである。
目を引くのは螺旋状に配置されたスポーク。
近年流行しているツイステッドデザインを、メッシュデザインに融合したのが特徴だ。
「捻りを加えたことでスペースを稼ぐことができ、それにより足の長いメッシュスポークを実現できました。“メッシュ=定番デザイン”という概念を覆す、躍動感が自慢です」と、スーパースターの神山サン。
もちろん現在の主流であり、前作のシュタインで好評だったコンケーブも採用。
“捻り”と“コンケーブ”という革新的要素をダブルで取り入れたガイストは、まさしくこの50LSを筆頭にした現行車にドンピシャの逸品と言えるだろう。
さらに、ナットを見せるオープンタイプ(フェイス1・50LS装着)と、ナットを隠すカバータイプ(フェイス2・10GS装着)、センターパートのデザインが異なる2つのディスクを用意したのも、ガイストの見逃せないトピックである。
「かつてラインナップしていたレオンハルト リッターⅠ/Ⅱからインスパイアされたもの。ナットの有無で、エレガントにもスポーティにも、またモダンにもクラシカルにも、印象は変化します。お好みの仕様に合わせて選んで欲しいですね」。
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スーパースター http://www.superstar-wheel.com
●VIPスタイル編集部
掲載:2018年2月号
文=内田 俊輔 写真=西野 キヨシ