レクサス専門ブランドという印象の強いレクソンがクラウン用リップを手掛けた。
実は、今回の取材前「なぜレクソンがクラウンを?」 という疑問があった。
そして取材当日、目に見えてオシャレなクラウンが現れ、それに続く高砂サンの一言を聞いた時、その引っかかりがストンと落ちた。
「210系後期は絶対にレクソンらしいカタチが似合うと思ったんだよね。前期とは違って、パッと見で伸びしろを感じたんです」。
ブランドは違えど、確かにレクソンらしいエッセンスが息づいている210クラウン後期。
リップは伝統の2本のつり下げ風デザインを踏襲。
新たな試みとして210系のシャープな形状に合わせて、側端にさり気なくプレスラインを追加した。
小振りなルーフウイングはさらに薄くスライスし、立体的なキャラクターラインを通す。
面と線の組み合わせで高級感を巧みに表現している。
「このクルマにゴテゴテしたエアロは無粋だ」と、言わんばかりの清廉とした佇まい。
レクソンの真骨頂をクラウンに見た。
問い合わせ
レクソン http://www.lexon.co.jp
まだまだあるぞ!
クラウン用エアロ情報
●VIPスタイル編集部
掲載:2018年2月号
文・写真=奥山 貴嗣