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【ウェッズ クレンツェ ウィーバル】繊細な意匠で普通のメッシュと一線を画す

糸を編むかの如く繊細な意匠
普通のメッシュと一線を画す

ウェッズのフラッグシップ、クレンツェシリーズ。これまで数多くのモデルをリリースし、セダンオーナーを中心に絶大な支持を集めてきた。

近年は大胆かつ繊細な立体感溢れるデザインを取り入れ、角度によってイメージが大きく変わる意匠で、見る者を虜にする。

さて、クレンツェと言えばこの時期になるとイヤーモデルを発表する。

17年は三次元の10本スポークを巧みに操ったフェルゼン。

18年の幕開けを飾るに相応しい最新作は、メッシュデザインのウィーバル。

まず名前の由来は、「織る・編む」という意味を持つ【ウィーヴ】と、形容詞を表す【〜al】を組み合わせた造語。

このウィーバルは、よくあるホイールにありがちな機械的で無機質なデザインではない。

クレンツェの象徴である曲線と曲面で構成された三次元デザインを駆使して、手編みの織物のような、温かみのあるディテールに仕立てている。

 

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そのメッシュデザインをさらに深く見ていくと、確かに織物のように太い糸と細い糸を、クレンツェの名作たちに採用されてきた「ひねり」を加えながら、編み合わせたような印象を感じ取れる。

まず太めのY字型スポークは、このデザインのメインとなる「経糸(たていと)」的な役割を持っている。

そして細身のスポークは同じくY字かと思いきや、ナットホール付近でも開きを持たせたX字スポークとなっている。

こちらは「横糸」として、全体を構成するイメージを表現したものだ。

手工芸のようなその造形を、高級な3ピース構造とすることで複雑さが増し、プレミアムなムードも備わった。

ホイール単品でも伝わってくる圧倒的存在感。

セダンに装着した姿を想像するだけで、心が昂ぶってくる。

サイズバリエーションも幅広く、インチ数は19〜22と幅広いセダンにマッチ。

また、J数は最大13.5J(22インチ)と超極太サイズも用意している。

さらにアウターリムの深さは、驚異の最大190ミリ(19インチ・12〜13J)。

ブリスターなど、フェンダーをワイドに加工したクルマにも間違いなくハマる逸品だ。

カラーは4色設定され、ボディ色とのコーデも楽しい。

ストーングレーメタリックポリッシュは新色で、落ち着きのある色合いと切削加工の組み合わせでメリハリを効かせた。

このように、すべてが魅力的なウィーバル。ぜひ貴方のクルマに。

問い合わせ
ウェッズ http://www.weds.co.jp

まだまだあるぞ!
ウェッズ大特集
●VIPスタイル編集部
掲載:2018年2月号
文=岩田 直人 写真=金田 亮