SSRから注目の新ブランド・アーベラが誕生。大人気のエグゼキューター以来となる、久々にインポートカーをメインターゲットに据えたシリーズだ。エグゼキューターはUSモードなデザイン性が特徴で、どちらかというとスポーツ路線。対して、アーベラはよりオシャレでより攻めた、魅せるモデルとして仕上げられている。
2本同時リリースとなったのだが、どちらも実に個性的。特にメインスポークをサブスポークが貫通しているようなデザインは斬新で、芸術的ですらある。
センター部も目を惹く。右のTW10は5角形、左のDM10は花びら。通常、センターパートといえば円形だが、アーベラの2作は刺激的なデザインを具現化している。
実はファスナー部にも優れたポイントがある。あえて、最小限のボリュームで設計しているのだ。これによって、開口部がかなり広い印象になり、また、一番のウリであるスポークに見る者の目が行くわけだ。
カラバリは2色で、シックが好みならチタンシルバー、「貫通」を主張したいならガンポリ+ブラッククリアが狙い目。この他の色もオプションで豊富に設定。さらに、SSRのアンテナショップで購入すれば、ポリッシュの下地色を変えた特殊カラーも選択できる。
SSRが放つ最新ブランド・アーベラ。エグゼキューターと同様に、いいモノを見極める力があるセダンオーナーたちから、間違いなく人気を獲得することだろう。
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SSR http://www.rd-tanabe.com
●VIPスタイル編集部
掲載:2018年8月号
文=田中 覚 写真=奥山 貴嗣