一見、ローダウンにホイールのみのシンプルカスタムに見えるV37セダン。だが実は前愛車の50フーガ後期と同様に、かなりワイドな“東北仕様”となる。
「昔ドリフトをしていた頃からそうなんですが、オプションで付いてくるような小振りなリップに、車高短に、ホイール。そして、シンプルかつキレイ。それだけでよかったんです」。
大人っぽい渋い仕様。どちらかでいえばVIP意識のハイソカーが好き。
「今では旧車と言われるような31/32シーマや120/130クラウン、61/71マークⅡ・クレスタ、20ソアラも凄く好きで。現行のイジりとは違う、その頃の渋さを出すよう努めています」。
先述した車輌はどれも後付け(ビス留めなど)オバフェンもよく似合うが、そこには同調せず、
「もともと純正+α程度、フェンダーラインやアーチのイメージは純正然としたカタチが好きなんです」。
純正を意識したフェンダーとはいえ、同ユーザーであればすぐに気付くほど(前後とも4センチ)の叩き出し。しかも、新古車で購入した高年式のV37を惜し気もなく、納車後10日でショップに依頼したというから驚く。
「ボディだけをワイドにすると目立ってしまうので、前後のバンパーも含めてワイド形状にしました。車高調やアーム類は自分でもつけられますが、ワイド加工はクラブの先輩の勤めている板金屋サン(カールーツキョウエイ)にお世話になりました」。
●VIPスタイル編集部
掲載:2018年12月号_USVIP GROOVY
文・写真=賀川 真弥