年末に開催された人気イベントを総力取材。必見の76台。最終回の今回は12月2日に開催された【第21回ドレフェス関西】の模様をお届けします。
# 57 ●藤元 直樹 ●18クラウン
3回目のイベントエントリーとなった藤元クン。我流をテーマにエアロは全てワンオフ。フロントはベンツE63をイメージ。立体的な造形により陰影が浮かび上がり、あたかも塗り分けしているかのよう。リアは全体的にシンプルなデザインながら、100φの4本出しマフラーが迫力をプラス。「BMWのM4を意識してワンオフしました」。
第21回ドレフェス関西
激戦区の18クラウンだが、中でも存在感を放っていたのがこちら。必見はカムリを意識したボディカラー。「オリジナルベージュにブルーパープルのドライパールを入れました」。黒の塗り分けも実に特徴的だ。この低さで走れるのもポイント。「車高調派なので、ツラと低さを意識しました。走れて低いというのが絶対条件です」。
第21回ドレフェス関西
F8・R12センチのブリスターフェンダーがインパクト大。「丸っこいボディに合わせ、ナチュラルかつワイドなブリスターにしました」と藤山クン。合わせたホイールは、ワークマイスターM1。深リムによりワイド感がさらに強調されているのもポイントだ。
第21回ドレフェス関西
純ベタで楽しむ鈴木クン。エアロは組まずフェンダーも純正で勝負。車高は326パワーのチャクリキダンパーでローダウン。乗り心地を考慮し、日正タイヤのF60・R50キロのバネに交換。「低い状態でも飛ばせるように腹下加工もしています」。
第21回ドレフェス関西
純正バンパーに社外のハーフを装着。一見するとシンプルだが、しっかりフェンダーをイジってるのがキモ。「バトルワークスのビス留めフェンダーをベースに加工しました」。内装は現在製作中。「白ボディにはいないオレンジで自作してます」。
第21回ドレフェス関西
アームの短縮など足まわりを煮詰めてエントリー。「リアに合わせてフロントも寝かせてきました」。足まわりはもちろん、LED加工まで全て自作でイジっているのもポイント。ホイールはスカラージャパン。実はこのスカラーは自身3セット目なんだとか。
第21回ドレフェス関西
エアロはF・S・R全てKブレイクで統一。しかし、フロントのみブラックバイソンとニコイチして違いを出す作戦。さらに、アミを黒く塗って差別化を図る。合わせたホイールはワークのグノーシス。「ビエナノーブルから深リム&段リムに変えてきました」。
第21回ドレフェス関西
イベント初エントリーとなった中森サン。コンセプトはシンプルVIP。ゆえにエアロレスで足まわり中心のドレスアップ。車高はインシュランスの車高調でローダウン。「ナチュラルキャンバーと車高の低さが自慢です」。今後の進化にも期待!
第21回ドレフェス関西
ドレスアップのコンセプトは「高級VIP」。そのイメージにぴったりだったエアロはモードパルファムレガリア。フロントは開口部やルーナフォグなどベンツSクラスを意識して加工。近寄りがたささえ感じるボディカラーはマットセパンブロンズ。「ゼロクラでマットは珍しいので選びました」。今後はリアバンパーの加工にも着手する予定だ。
第21回ドレフェス関西
鮮やかなオリジナルゴールドにオールペンした睦サンのクラウン。数あるドレスアップカーが肩を並べる会場でも、抜群の存在感を誇っていた。ボディ色はもちろん、独特なラインで見せるワンオフエアロ、流麗なラインを描くセミブリスターフェンダーなど、とにかく見所満載の一台。この出で立ちで女性オーナーというのも驚きである。
第21回ドレフェス関西
純正+アルファにこだわる島本クン。「スポーティな雰囲気にしたかった」と、フロントはタイプSの純正バンパーに交換。ナンバー枠をスムージングしてすっきりした印象。「ギターのロックピンを使い、ワンタッチで取り付けられるようにしました」。
第21回ドレフェス関西
「これしか目に入らなかった」と、エアロはフルでエイムゲイン。フロントはRX-7フォグに変更。自作のライトとのマッチングも申し分なし。リアはマフラー出口を加工し、トレゾアマフラーを見せる狙い。最新仕様のホイールはシャレンヴィンミューレ。
第21回ドレフェス関西
200クラウンからGSに乗り換えてからは、この日がイベント初エントリー。エアロは組まず、足まわり中心のドレスアップ。車高はイデアルのエアサスにTディメンドのアームでローダウン。「普段乗りできて、イベントでもかっこいい大人VIP仕様です」。
第21回ドレフェス関西
オリジナリティ溢れるドレスアップを見せる茂谷クン。エアロはF・S・R全てオーテックで揃える。前後は原型がなくなるまでフルで加工。ワンオフ6本出しマフラーがリアにインパクトをプラスする。ボディはbB純正ブルーイッシュホワイトパールマイカでオールペン。あまり見かけないカラーで、あくまでも「オンリーワン」にこだわる。
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右の奨クン(↑)と兄弟でドレスアップを楽しむ誠クン。この日は5年半ぶりのエントリー。「ぱっと見で印象が変わるように」と、フロントの開口部をワイド化。さらにホイールをワークユーロラインからシーカーGXに変更。ボディカラーはLS純正レッドマイカクリスタルシャイン。「テーマでもある渋いクルマにしたくて塗りました」。
第21回ドレフェス関西
メーカーミックスのエアロで個性を出す作戦。JPのフロントはライン加工にEクラスフォグを移植。シンプルながらも高級感がプラスされた。サイドはオートクチュールとオリジナルをニコイチ。リアはブレーンを短縮加工して走りも快適に。異なるメーカーながら、バランスの取れたスタイリング。「次はライト類を新品に変更したいです」。
第21回ドレフェス関西
エアロはVIPオーナーから絶大な人気を誇るエイムゲイン。ダクト加工やD.A.DのHIDツインフォグ変更などで他との違いをアピール。「テーマでもあるスポーティさも意識しました」。ボディカラーはレクサスISF エクシードブルーMをベースに、メタリックの配合を変えたオリジナル。「街中でこの色のクルマを見て一目惚れしました」。
第21回ドレフェス関西
フロントはユーロをテーマにワンオフ。サイドのリア側に配したワンオフカナードは、「3本出しマフラーのスポーティな雰囲気に合わせました」。リアはフィットRSのダクトをイメージしてデザイン。マフラーとも相まって、疾走感漂うリアビューが完成。
第21回ドレフェス関西
コンセプトは「シンプルに悪く」。それを具現化するために選んだエアロはJP。フロントの開口部加工やリアのマフラー位置変更&出口加工。全体的に短縮、延長を駆使してバランスを重視した一台。ボディカラーはジャガー純正ボタニカルグリーン。
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オーテックエアロでさらりとまとめたセフィーロ。しかし、フロントだけパルファムとニコイチして差別化も忘れない。さらに、ライトのスワロやミラーに貼り付けたレースなどで個性的なドレスアップを見せる。今後はエアロ加工にもチャレンジする予定だ。
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●VIPスタイル編集部
初出:VIPスタイル2019年2月号
文=幸谷 亮 写真=重松 浩平
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