2000年にVIPスタイルが誕生してから20年を迎えた。
20周年を記念し、これまでのVIPスタイルの表紙をプレイバックする企画を敢行!
記念すべき第一回目は、創刊号のVOL.1(2000年11月号)からVOL.8(2001年6月号)まで8冊をずらり紹介する。
とくとご覧あれ。
96年頃からVIPオーナーとして頭角を現し、97年春にはいち早くアドミレイションの10セルシオ用ブリスターキットを組み、トップオーナーとしてその名を轟かせる。
98年秋、20セルシオに乗り換えて仕様変更を繰り返し、2000年の今年、フルチェンジを決意。
この姿でデビューしたのは5月2日の晩。ホームグランドである東京湾岸高速の大黒サービスエリアでデビューを果たし、一躍注目を集めた。
(文はすべて当時の記事から抜粋)
本誌2号で表紙を飾るのはミドルVIP。トータル的に仕上げ、オーナーの個性を色濃く出したMS-9である。
一見派手だが、よく見るとボディワークはシンプルに仕上げられている。
大きな延長は控え、フェンダーからボディアンダーに繋がるラインも実に自然。
車高調を組んだ足まわりでは、オーナーが一番重要だと話すワイド&ローを実現。「車高の低さはクルマの基本ですからーー」。
エアロ:トラディション加工
ホイール:ケーニッヒ モンスター
足まわり:ビルシュタイン車高調
エアロはエボリューションをフル加工。リップは全体的に前に延長。先端を引っ張り出すような手法は避け、滑らかなシルエットを意識して全体的に手を入れた。
カラーはシルキーパール。去年出た三菱の新色で、やはり品の良さが選択理由。
フェンダーも見所。出し幅勝負ではなく、F3・R4センチとさり気なく出した。
ボディ全体を引き締めているのはブラックアウトしたメッキモール。そして、ワークVS-XXも黒ディスクをチョイスしている。
エアロ:エボリューション加工
ホイール:ワーク VS-XX
足まわり:データシステムエアサスキット
ヨーロピアン仕様、スポーティ仕様と仕様変更してきた彼が辿り着いたのが、このシンプル仕様。
注目はブリスターで、なるべくカタチは丸くし、いかにもつけましたという感じにはしない。
小振りに見せるために、ラインをリアドアの1/3ほどで終わらせているのはそれゆえ。
BMW用スモークヘッドライトを移植。フォグも純正に近いカタチのランクルシグナス用を選択。分かる人には分かるという、彼ならではの美意識が詰まった一台。
エアロ:(F)エボリューションV2加工(S)ジャンクションプロデュース加工(R)ニスモ加工
ホイール:ヴァルド ドゥシャトレ
足まわり:ウイン車高調
初めてクルマを作った時から、彼のドレスアップのテーマは大人のVIP。この仕様はその追求の末の結果である 。
賞を獲るには色で目立つ、カタチで目立つという考え方もあると思う。
「だけど、僕は『これが一番好き』っていうのがあるんで、そのこだわりを通してきた」。
絶対に譲れないのがツライチ。ポイントはタイヤサイズとフェンダーアーチのバランス。「ツライチは最終的にはタイヤに行き着くんです」。
エアロ:(F・S)ジャンクションプロデュース加工(R)ワンオフ
ホイール:オートクチュール シュプレム
足まわり:JIC特注+自作加工
フェンダー:叩き出し(F)2センチ(R)3センチ
日本が誇るカリスマボクサー・辰吉丈一郎選手。愛車であるレクサスが、このほど最新仕様して変化を遂げた。
全身が見所だが、特に必見なのがリアブリスターダクト。職人の手作業によって、丸みを帯びた美しい曲面を描いているのが特徴だ。
辰吉サン曰く、「人と違ったようなやり方をしたいという気持ちは、みんな誰でも持っているものだと思うんですけど、僕もクルマを自分なりに変えたりというのは好きなんですよね」。
現行の15マジェスタをドレスアップ。「まだ誰もVIPでイジっている人はいませんでした」。
やればきっと目立つ、そう確信した。
こだわりはワンオフフェンダーで、現行車のフェンダーを切るのは覚悟がいったが、後ろから見た時にポルシェっぽい、モッコリとしたカタチを追求して製作。
全塗色は人気のキャンディ系ワインレッド。下地だけで2~3回、赤は10回以上も重ねたそう。
各所を黒で効果的に引き締めているのもポイント。ブラック効果は絶大だ。
エアロ:TMオートパーツ
ホイール:ワーク マイスター
足まわり:エアサスキット
クルマのイメージは、「サメというかシャチというか。そういうのが好きなんです」。
先端にエッジを効かせ、リップの延長はやらず。そこがポイント。
カード1枚も入らない恐るべきツライチセッティングにも注目。足まわりはJIC車高調、ホイールはドゥシャトレ。
フェンダーの出し幅はF2センチ、R3~4センチ。
文字通り、純VIPの極みである33シーマ。現在のシンプルの流れである「純正風なのにやっている」仕様。
その代表格として注目の一台である。
エアロ:オートクチュール加工
ホイール:ヴァルド ドゥシャトレ
足まわり:JIC車高調