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【40LS】
普通のシンプルでは出せない、振り向かせるオーラ

40LS掲載:2018年6月号_表紙車
文=岩田 直人 写真=木下 誠

TAKANOBU OIDE × 40LS

ドレスアップのトレンドが時代の流れで大きく変化しても、セダンの王道メイクである「シンプル」を貫き通すチームがある。それがTFLコンプリート。その主力メンバーである生出サンは、長いVIP歴を誇る大ベテランだ。90年代は白のインフィニティQ45に乗り、セダン雑誌の表紙を飾った経験もある。しかもクルマの免許を取ってから、ずっとセダン一筋。ミニバンなどに浮気したこともない。
「ワゴンやKカーも好きですが、自分が乗るならやっぱりセダンかな。何と言っても、乗る時の姿勢が好きなんですよね。足を伸ばせるし、『運転してますよ〜』って感じがいい」。
イジり方としては、昔からシンプル。インフィニの頃は「やって当たり前」な時代だったこともあってフェンダーを出していたが、
「全体的にはシンプルでしたね」。
そんな生出サンにとって、シンプルの魅力とは一体何だろうか。
「街中を走っていると、若い人だけでなく年輩の方まで振り向いてくれるのがシンプルの醍醐味。特に50・60代の方に『カッコいいね』と言われると、すごく嬉しいですよね」。

40LS

ただ生出サンの場合、闇雲にシンプルを追い求めていると言うより、「セダンはこうであって当たり前」という考え。だから今まで作ってきたクルマも、全体的に見てもすごく自然体で、まとまりが良いのである。現在の愛車である40LSも然り。前期・中期を経て、ついに後期のドレスアップに挑戦したが、まさしく無駄のないシンプルスタイルを披露。実はエアロや足まわりなどは加工が満載なのだが、やっているとは思わせないところが上手。そこは長いドレスアップ経験が生きている。
「例えばエアロは何となく純正っぽいバンパータイプを買って、そこからもっと純正に近付くように加工しています。年輩の方には、『本当にエアロなの?』と言われますね」。

40LS

しかし決してやり過ぎない、そして考えすぎないことがモットー。
「やっぱり一度考えちゃうとずっと考えてしまうから、結果的にやり過ぎ感が強く出てしまうんです。そこは今でも気を使っていますよね」。
最近はホイールをマットブラックのロリンザーRSK8に変更し、足元に渋さをプラス。これで完成形かと思いきや、まだ終わりではない。
「何度もやり直しをしてやっと辿り着いたスタイルですが、これが答えだとは思っていない。しばらく乗ってみて、少しでも『あれ?』と思ったところは直したくなるんです」。
このこだわりの強さ。きっと彼は、一生セダンに乗り続けるはず。