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【ACC / エアランナー / エアサス】最高級車らしい乗り味と圧倒的ローフォルムを両立

ACC
【ACC エアサス】AIR RUNNER
最高級車らしい乗り味と
圧倒的ローフォルムを両立

エアサスの老舗メーカー・ACCが待望の50LS用をリリース。スタンダードシリーズの“エアランナー”を軸に、全長調整式ショックを採用したハイエンドユーザー向けの“オンザグラウンド”も展開する。

ちなみに50LSといえば、純正は全車エアサス。しかし定番のサスコンは今のところ未発売だし、ロワリングキットは出ているが、それでリム被りレベルまで落とすのは厳しい。ということで、がっつりローダウンしたいなら、構造変更の必要がない社外エアサスが最有力なのだ。

さて、このデモカーが装着しているのはエアランナー。ショックの全長調整機能は付いていないが、それでもご覧の極低車高である。

「純正のアーム・タイヤ外径で、物理的に下げ止まる寸前まで落とし切れる設計です。だから普通ならエアランナーで十分。オンザグラウンドはアームやインナーまで手を入れて、さらに落としたい人向けです」とACC代表の岡本サン。

もちろんただ落ちるだけでなく、乗り心地も一級品。50LSはもともとのストローク量が大きい構造のため、低さ重視でそれを短縮すると、極端に乗り心地が悪化してしまう。だからストローク量は、フロントが約120ミリ、リアは約130ミリと、純正並みをキープ。それだけよく動き、路面からの衝撃を吸収してくれるから乗り心地も良い。

そしてACCといえば四輪独立システムが標準設定。エアバッグを四輪それぞれで制御することで、コーナリング時のロールを低減し、安定したドライビングフィールを実現する。昔のエアサスのようなフワフワ感とは一切無縁。低い状態でしっかり走れるのも嬉しいところだ。

さらに前後とも減衰力調整機能付きで、好みに応じたアレンジも可。車高メモリー機能などのオプションメニューも充実している。

●VIPスタイル編集部
掲載:2018年12月号_NEW PARTS
文=佐藤 知範 写真=高原 義卓