今や日本の伝統的GTカーの枠を超え、インフィニティブランドの一員として、世界のGTカーとなったスカイライン。直6からV型ユニットになってからは、ひと昔前のようなパワー志向のチューニングベースではなく、USDMカスタムのベースとしての人気を集めている。
そんな中、左ハンのG35を涼しい顔で乗りこなしているのがKANAサン。元々フルキューブのUS仕様を所有していただけあり、モディファイのテクニックも手馴れたもの。ハイレベルなフィニッシュのため、USカスタムを得意とするプロショップ・ファインズがサポート役を果たしている。
購入当初はスポーツタイプの社外エアロやホイールが装着されていたが、一旦、全てをリセットし、ボディパーツはアクセスレボリューションの控えめなフロントリップのみに。
代わりに前後のバンパーやライト類をフル後期仕様へとコンバートする大技を投入。後期V36は流通量自体が少ないだけに、ストリートシーンで放つインパクトは想像以上にデカイ。
さらに、普段乗りもするため、足まわりはエアリフトのエアサスを採用。フルダウンさせた時は、メカニカルなデザインのロティフォームLAS-Rがアーチにちょいカブり気味になるようにセッティングされている。
がっつりイジったフルカスタムもいいけど、サラりとシンプルにまとめてみてもキマるUSVIPの世界は、やっぱり深くて面白い!
●VIPスタイル編集部
掲載:2018年12月号_USVIP GROOVY
文=高橋 陽介 写真=高原 義卓