2019年の大阪オートメッセでデビューを果たした47台のオーナーカーたち。
魂を込めて造り上げた各車の魅力を総まとめ!全台、絶対必見。5回に分けて掲載します。
#21
フロント3センチ、リア5センチのシンプルなフェンダーメイクにより、限りなく純正の雰囲気を残した一台。
フロント、サイド、リアのエアロはエイムゲイン、リアウイングはワンオフを装着。ローダウンも基本的には純正エアサスを流用し、ブレーキ類やライトも純正のまま。
リーズナブルにシンプルVIPを極めたい人にとっては、お手本にしてほしい車輌だ。
#22
大きく口を開けたフロントバンパーに、ワイド感たっぷりのオーバーフェンダー。マイスターM1の深リム履きも印象的な16アリスト。
スポーティVIPがコンセプトで、足は326車高調+Tディメンドフルアームを導入。前席もレカロセミバケに換えている。
艶のあるボディカラーはオリジナルのキャンディワインレッド。要所をマットブラックで引き締めた。
#23
鮮やかなヒートブルーに身を包むRC Fスポーツ。昨年マイナーチェンジしたとはいえ、まだまだ新しい雰囲気はあり、普通に乗るだけでも目を引くクルマだ。さらにこの低車高とくればインパクトは抜群。
「足はエアサス・アーム・ブレーキとTディメでフルコンプリート」。
ミリ単位でエア圧をコントロールできる“V8マネージメントシステム”は自慢の一品。ご覧のような極低車高も、リモコン操作でタイムラグなく瞬時に実現してくれる。また今回はホイールを一回り太いサイズに履き替え。
「F9.5・R10.5JからF10.5・R11.5Jにアップ。純正フェンダーの範囲内で限界までワイド感を出しました」。
#24
以前の赤ボディ&白黒塗り分けのスタイルから一変。ラグジュアリーな「エレガントシャンパンゴールド」に塗り替え、エアロやフェンダーもすべてやり直して来た。
「19GS本来の高級感を引き出す仕様。やっているけどシンプル、というのが狙いです」。
エアロはそのテーマに相応しいと感じたブレーンプレミアムスポーツをチョイス。フェンダーはナチュラルブリスターからくっきりオバフェンにデザイン変更し、それに合わせて各エアロの裾周りも調整。ただし大幅なアレンジは避けた。
「それでもリップだけはイジろうと思っていたんですが間に合わず…。5月のトップスタイル杯までにはやります」。
#25
2年連続の出展。昨年は美しいソウルレッドボディで注目を浴びた島内LSが、エアロ&フェンダー加工でさらなる進化形に。
まずフロントはKブレイク同士のニコイチで、前期用ハイパーゼロカスタムに中期用ハイパーゼロカスタムGTをドッキング。パッと見は普通にハイパーゼロカスタムGTなのだが、よく考えると40前期用は販売されていないハズ…あれ? となる仕掛け。
リアも同じくGTの別体ディフューザーを装着し、よりアグレッシブなスタイルに仕立てた。さらにフェンダーはF4・R5センチのワイド化で迫力増。ホイールもエモーションCR3Pに履き替えたことでレーシーな雰囲気が加速した。
#26
BMWのオースチンイエローがトレードマークだった50フーガがイメチェン。
「高級VIPがコンセプト。本気でVIPスタイルの表紙を狙っていくためにリメイクしてきました」。
特に目を引くのがフロントで、これは50フーガ純正+130マークX純正のバンパーに、同じく130マークX用モデリスタハーフを組み合わせたもの。
「誰もやっていないであろう純正バンパー同士のニコイチ。デザイン的に今回のテーマにぴったりだと思って挑戦しました」。
そしてボディはヴィヴィドラスターオリジナルのガンメタに再全塗。立体的なバンパーの造形が引き立つカラーで、高級感たっぷりの光沢も見どころだ。
#27
絶版となって久しい31セルシオだが、VIPではまだまだ人気車種。スポーティにも高級路線にもコテコテにもイジれる懐の深さを持ち、数多くのオーナーたちに愛されている。その中でも万人に支持される王道スタイルといえば、このクルマのようなシンプル系だろう。
ボディカラーは202ブラックで、エアロは純正OPハーフをさらりと装着。もちろんフェンダーは出さず、ホイールにがっつり被る低車高を存分に見せつける。
「足まわりはすべてTディメンド。エアサスにアーム、ブレーキと揃えています」。
ヘッドもグリルもテールもすべて純正。だからこそ、この純粋な車高短がカッコ良く目に映る。
#28
真っ赤な30ISのオーナーはなんと21歳の女性。
「彼氏と一緒にメッセに出したくて」と、Tディメンドの足まわりパーツをフルで装着してきた。車高調はプロダンパー80Kスペック。ボディカラーと揃えたレッドキャリパーのTディメブレーキはフロント・リア6potの仕様だ。
ホイールはSSRのプロフェッサーSP5。細身のスポークがブレーキを引き立たせる。
#29
シンプルな顔つきが人気のモードパルファムレガリアMZ。それを「さらにスッキリさせるため」と、開口部のフィンとフォグを撤去。
前仕様から引き継いだグリルを装着して、現行ベンツのような雰囲気を纏わせた藤谷クンの18系。
ボディカラーはハリアー純正のダークブラウンメタリック。落ち着いた高級感があり、ゴールドホイールとの相性もバッチリだ。
#30
純ベタをテーマに40LSをドレスアップする平本クン。エアロレスでボディカラーは純正シルバー。清潔感溢れる姿に仕上げてきた。
ただし車高は驚くほど攻めており、腹下をフル加工し車高調で限界までローダウン。「低いまま走れることが自慢です」。
オートメッセ期間中は楽しめたようで、「忘れられない三日間を過ごすことができました」と平本クン。
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●VIPスタイル編集部
掲載:2019年4月号_大阪オートメッセ
文=佐藤知範・奥山貴嗣・酒寄俊幸
写真=木下誠・重松浩平・奥山貴嗣