2019年の大阪オートメッセでデビューを果たした47台のオーナーカーたち。魂を込めて造り上げた各車の魅力を総まとめ! 全台、絶対必見。5回に分けて掲載します。
本誌でもお馴染み美潮クラウンが今年も大阪オートメッセに登場。「ずっとやってみたかった」ガルウイングを披露した。
内装にも再び手を入れ、カラーをブルー×ホワイトからオレンジ×ホワイトに変更。またフロントバンパーもJOBデザインハイブリッドに巻き替え。
さらにはオーディオ組み直しも計画中とのことで、まだまだ彼女の進化は終わりそうにない。
シンプルと派手、相反する要素を両立させるのが中川クンのテーマ。
例えばフロントはファイナルコネクションだが、アスリート後期フォグを移植して開口部も純正風に。フェンダーの出し幅もF2・R3センチとさり気ないサイズに止めている。
一方でボディはRC F純正のヒートブルーに塗り替え。ゴールドに輝くジーストST1と鮮やかなコントラストで魅せる。
いち早く50LSをドレスアップし、ちょうど1年前の2018年4月号で表紙を飾ってくれた日渡サン。
現在でもまだここまでイジった50LSは少ないが、さらに次の一手を打ってライバルに差を付ける。
今回のテーマは“ダクト&モール仕様”ということで、ボンネットにアーティシャンスピリッツのダクトを投入。さらに左右にレクサスUXのOPモールを加えてインパクト増を狙う。
「リアガラスにもUXのモールを貼りました」。
メッキ付きのフェンダーアーチモールはワンオフ。ロリンザーRS9から履き替えたウィーバルと共に足元を引き立てる。
その他、レクサスRC後期OPのドアミラー移植など心憎い技も披露。
VIP歴16年。長らく20セルシオに乗り続けて来たが、また新たな20セルシオに箱替え。
「この2代目でVIPの原点に戻ろうと思い、改めてイジってきました」。
その肝となるのがセミブリスターフェンダー。ボディと馴染ませつつも、しっかり張り出し感のあるカタチに作り込み。膨らませ方、ミミの幅、裾の絞り具合など、すべてにベテランのセンスを感じる仕上がりだ。
艶やかなオリジナルのキャンディレッドボディも見どころで、光の当たり加減でこだわりのフェンダーが美しく浮かび上がる。
エアロはエイムゲイン+Kブレイクプラチナムのニコイチ。あえてコテコテには加工せず、シンプルに見せる。
2年連続でリメイクを実施してきた西田クン。昨年はスパークファインらしいキレイなオバフェンを披露したが、今年は真っ赤なインテリアをアピール。
「ボディカラーがシルバーでちょっと地味な分、中は思い切り派手にしようと思ってやってきました」。
素材はスエードとレザーをミックス。メインは赤スエードを使い、シートはもちろんダッシュボードやピラー、ドア内張りにコンソール横まで丁寧に張り替え。またオーディオや光モノにも力を入れ、ドアにはアクリル照明を投入。会場ではギャラリーたちの視線を釘付けに。
「メッセデビューはやっぱり最高! 次はフロントバンパーの加工を考えています」。
自分だけのエアロを作ってみたい! とワンオフ製作に踏み切った21歳のオーナー。ヒントにしたのはBMW M4やアウディA5といった欧州車で、
「これらのエアロやプレスラインを採り入れて作りました。18マジェは年式が古めなので、未来感のあるデザインにもこだわりました」。
フロントは確かにBMWを彷彿とさせる仕上がりだが、別体のアンダーフラップも組み合わせることでより個性的かつスポーティに。フチを摘みだしたようなグリルも見どころだ。
サイドは前後を立ち上げ、オバフェンと繋がり感のある造形で見せる。
「夢の舞台に出展できて嬉しい。そして3日間、とても勉強になりました」。
走るために購入したRCゆえ、これまでエアロレスを通してきたが、今回のメッセ出展のためにエアロ装着を決意。Fはエイムゲイン、Rはレクソンを選んだ。
「どちらもRC F用を加工して付けたのがこだわりです」。
足まわりは326車高調をベースに浪漫亭でアレンジを加えたスペシャル仕様。アームやブレーキも導入済みで、
「ガンガン走り込めます」。
スーパーカー系からVIP仕様へ方向転換。ポイントはフェンダーで、
「前回の貼り付け風鉄板ブリスターから、どっしり丸みのあるブリスターに作り替えてきました」。
前後バンパーもアグレッシブなワンオフ品からJユニットに。ボディはマツダ純正ソウルレッドに塗り替えた。
「車高短で走るのもこだわりなので、ショートナックル装着やエンジン上げもやりました」。
兄弟VIPでお馴染み。弟の涼クンの30セルシオ。滑らかな鉄板溶接オバフェンや、モールレス化とスムージングでスッキリさせたボディは健在。
「今回はTディメンドブレーキに換えてきました」。
以前から車高調やアーム類もTディメンドなので、足まわりは同社で統一されたことになる。
「次はシート交換を予定。なるべく早い段階でやりたいですね」。
昨年に続き堀田13クラウンがメッセ会場へ。
「前回は予想以上の反響をいただけましたので、調子に乗ってまた出展させてもらいました(笑)」。
テーマはもちろん当時仕様。エアロはフルJPで、マフラーも初期型のJPタイプⅠと当時モノを「かなり神経を遣って」取り付け。
「今回もボクと同世代以上の方々にじっくり見てもらえて嬉しかったです」。
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●VIPスタイル編集部
掲載:2019年4月号_大阪オートメッセ
文=佐藤知範・奥山貴嗣・酒寄俊幸
写真=木下誠・重松浩平・奥山貴嗣