これまでのVIPスタイルを振り返るこの企画。
創刊号からVOL.8までを紹介した前回に引き続き、今回はVOL.9(2001年7月号)からVOL.16(2002年2月号)までの8冊を紹介する。
ワンスター金本サンの14マジェスタなど、豪華な面々が登場。レッツ、プレイバック!
参照:【完全保存版】VIPスタイル表紙プレイバック・VOL.1(2000年11月号)〜VOL.8(2001年6月号)
大胆に削ぎ落とす。引き締めることで生まれるラインは明らかに新しくて眩い。短時間では決してできないユーロスタイルの10セルシオ。
ボディカラーはモントリオールブルーパール。BMWを意識し、若干濃いめで、かつブルーパールを多めにしてオールペンしている。
そして、ボンスポやピラーなど、一部にカーボンを取り入れ、さり気なくユーロ調に。
ナンバープレートもこのセルシオの目印で、あえて新品ではなく、実際に使われていた本物のユーロプレートを採用し、テーマであるユーロの風を愛車に吹き込んでいる。
エアロ:(F・R)ジャンクションプロデュース加工(S)アドミレイション加工
ホイール:アンドリュー ディッシュ
足まわり:データシステムエアサスキット
(文は当時の記事から抜粋)
菊池サン(VOL.1の表紙車)が移植したのを見て、「エボのブリスターであれだけ似合うなら、丸みのあるアドミのブリスターでもいけるだろう」と判断して30顔面を移植。
それだけにとどまらず、なんとインプレッサ用ヘッドライトをフォグとして流用。
ヘッドライトをフォグとして使うというのは、今までにない大技。
フロントの迫力とバランスをとるために、リアにはプロモーションのGTウイングを装着している。
この仕様でデビューした5月20日の長野イベントで総合2位を獲得し、そして、堂々の表紙車に輝く。
エアロ:アドミレイションブリスターキット加工
ホイール:アミスタット ファイブ
足まわり:データシステムエアサスキット
女の子初の表紙。仕様は女の子らしさではなく、自分らしさを追求。
このクルマの凄さは、細部まで計算し尽くされたバランス美にある。
フロントは30セルシオ顔面移植。フォグランプも30セルシオ用を使うことで、ヘッドライトだけが目立つことのない、一体感を手に入れている。
ボディカラーはピンクパールホワイトプラズマティック。
7色ラメのフレークとピンクパール入りで、光が当たるとキラキラと輝く。
エアロ:エボリューション加工
ホイール:MAE
足まわり:エアサスキット
このクルマは「美しい」という響きが良く似合う。
まず飛び込んでくるのはキャンディレッド。キャンディを40回も乗せたという、壮絶な手間をかけた完全オリジナルカラー。
存在感抜群のフェンダーも秀逸。「このカタチは最初から頭の中にイメージができていました。なので、製作中に変わることは全くなかった」そう。
1年半もの長い時間をかけて製作。今はこの仕様で全国各地へイベントの旅に出ている。
「とにかく自分のクルマで参加できることが本当に嬉しいんです」。
エアロ:(F)プリオール(S・R)ガレージトータル加工
ホイール:ABC シルト
足まわり:ビルシュタイン エナペタルワンオフ車高調
人と違うドレスアップをする。それはそれで確かに重要なことに違いない。
しかし、それが先行するあまり、自分が本当にやりたいことから逸脱していないか。
この仕様は、もうはやシンプル系や派手系という意識さえない。そこにあるのは、自分が本当に求める姿。
見所は「流麗」という言葉がよく似合うワイドフェンダー。
3度目の加工で手に入れたスタイリング。リアは7センチほど出ているが、大胆なのにどこか純正っぽい雰囲気が魅力だ。
エアロ:エボリューションV3ワイドキット加工
ホイール:PIAA ロッツァステラ
どうしてレジェンドがVIPに不向きと言える? 弱点は補えばいい。それを可能にしてくれるのがドレスアップなのだから。
小野本クン曰く、「不利な条件は逆手に取れば目立てる要素にもなる」。
そういう前向きな気持ちでやって来られたのは、正しくベース車への愛着が強いからこそ。
レジェンドで10J・11J。分かる人にはこれだけでも十分過ぎるほど驚異的。
カラーリングも秀逸で、ヴィッツ純正ピンクなのだが、これによってVIPでは欠かせないキレイさをも手に入れている。
エアロ:トラディション加工
ホイール:トラディション エグゼクト
足まわり:アゼクト車高調
プレジに乗って5年目の今年、フル仕様変更に踏み切る。
テーマは普段から乗れるクルマ。大好きなプレジに普段も乗るために、大人っぽくてシンプルな仕様を追求した。
フェンダーのカタチは好きだったので、あえてギャラリー重視仕様のままのF3センチ、R8センチをキープ。にもかかわらず、前仕様よりも品の良さが漂う。
「要因はバランスだと思う。今回は全体的に抑えるところは抑えて、ごちゃごちゃさせないようにしたんで」。
ボディカラーはキャンディアバロンフレークヴィーナスグリーン。
フル仕様変更した今仕様でも、チームカラーにちなんだ緑色は決して譲らなかった。
エアロ:オリジナル
ホイール:エボリューション ハンク 限定ブラッククロームメッキ
足まわり:アクティブ改
隙のないフル加工で魅了する33セドリック。
ポイントはフロントで、全体を1センチ、リップを3センチ延長。開口部に迫力を出すため、スリットは取っ払っている。
ヴィエナディッシュをリムツラでキメた鉄板溶接のオーバーフェンダーも必見。
下に行くほど絞り込んで、タイヤを程良く見せているのがこだわりだ。
キャンディアップルレッド全塗は、「昔から憧れだった」と特に思い入れが強く、キャンディを7回、クリアを3回の計11コートを丁寧に重ね、深みのある美しい仕上がりに。
エアロ:(F・S)アドミレイションタイプⅡ加工(R・W)ワンオフ
ホイール:ヴィエナディッシュ
足まわり:JIC車高調