


「何か違う」と感じさせる高きセンス|表紙車|VIPスタイル 2021年6月号

フロントマスクだけじゃない。全身、すべてが見どころ|表紙車|VIPスタイル 2022年2月号

話題の新型クラウン。歴代クラウンとは全く違うクーペスタイルが特徴。そんな現行クラウンに相応しいスポーティ感をプラスα。やり過ぎないドレスアップの見本的な一台。
2019年7月に開催したクラウンオフ会と、10月に開催した第2回VIPスタイルミーティングに参加していた220クラウンRS。数少ない最新車の見本として、会場では多くの来場者の注目を集めていた。
オーナーの古里サンは、免許を取って以来、セダンやドリフトなどの様々なジャンルを楽しんできた人。クルマ遊びの酸いも甘いも全てを経験した結果、今現在の自分自身の実生活に相応しい車輌として選んだのが、最新のクラウンだった。
もちろん、今までの愛車と同様、ノーマルのままで乗る気は皆無。「大人VIP」というコンセプトを掲げ、購入と同時に少しずつリメイクを繰り返し、現状のこの仕様で落ち着いた。
古里サンによれば、「クルマが好きだから、仕事でもプライベートでも、自分の愛車で行きたいんです。だからこそ、駐車場所を選ばない利便性と、ホテルなどに乗り付けても恥ずかしくない高級感。この二つは譲れない」。
このこだわりを実現するために、エイムゲインのエアロとホイールは、日帰りで広島まで飛び、現品を確認して、自分で納得した上で購入を決意。それ以外のトータルコーディネートについては、ピースの田部井サンと相談しながら行った。その結果、古里サンのコンセプトを守るために、田部井サンが見出した方法は、クラウンをよりシックに仕上げるということだった。
例えば、エンブレムやメッキモールはブラックメッキに。テールランプとリフレクターもスモーク化し、煌びやかさをあえて抑えている。また、車輌を作り始めた時点ではパーツが少なかったこともあり、シーケンシャルウインカーはワンオフで製作。さらに、当初装着させたチタンのサイレンサーエンドに変わり、ドゥ製ステンレスに変更することで、結果的に全体の色味のバランスも整えることに成功した。
エアロはエイムゲインの純VIP。ここにドゥのフロントグリルカバーを追加しているが、どちらもさり気ない造形が採用されているため、純正のボディデザインをさらりと昇華させている。
「ある駐車場で、高齢のお爺様がずっとこのクラウンを見入ってくれていたんです」。
この古里サンが話すエピソードからも分かるように、「大人VIP」の究極系は、老若男女問わず、誰もが「乗りたい」と思わせる雰囲気を醸し出すものなのだ。決して目立つためではなく、見る人に何かを感じさせるためのドレスアップ。それこそが、最新現行車だから成立する、憧れのシンプルスタイルなのだ。
埼玉県/古里 貴子
●エアロ:(F・S・R・W)エイムゲイン 純VIPスポーツ ●グリル:ドゥ フロントグリルカバー ●テールランプ:スモーク加工4灯化 ●ボディカラー:純正プレシャスブラックパール ●ホイール:エイムゲイン GTM 20inch(F)8.5J+39(R)9.5J+41 ●タイヤ:ブリヂストン(F)245/30-20(R)255/30-20 ●足まわり:イデアル エアマックス ●ブレーキ:エイムゲイン キャリパーカバー ●マフラー:ドゥ 100φ ●外装その他:ドアミラーウインカー流星加工、メッキモール部スモーク加工 ●室内:パネル類カーボンシート加工、エイムゲイン フロアマット ●室内オーディオ:ドゥ 220クラウン専用スピーカーキット
●パーツカット集
エンブレム類を外してしまうと、カスタム感が強調されてしまう。そのゆえ、ブラックメッキで高級感を演出した。
ホイールは2インチアップの20インチを選択。シャープなツインスポークデザイン。抜群の存在感が気に入った。
イデアル製エアマックスを使用した絶妙なツライチセッティング。このバランス感覚。ピースのセンスが光る。
シンプルな外観の中で唯一、存在を主張するキャリパー。純正センターキャップはGTMだからできるこだわり。
エアマックスは大画面で視認性を向上させたリモコンを付属。デジタル/アナログ/デジアナと3種の表示も特徴。
エアサスタンクはワンオフボックスを製作してドレスアップ。荷物を積み込む日常使いも重視したアイデアだ。
ブラックアウトされたテールランプは、このままで車検適合可。このギリギリ感が、大人VIPの神髄と言える。
220専用車検対応マフラーがあるのがドゥの強み。エンドの美しいテーパー形状も高級感アップの要因。