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【LEXUS LS460】1年半もの時間をかけフルリメイク 大人の色気を放つ“50LS”に変貌

【LEXUS LS460 / オーナー車】
1年半もの時間をかけフルリメイク
大人の色気を放つ“50LS”に変貌

詳しい人ほど、真実に気付いた時には驚く。「マジで?」「なぜ?」「どうやって?」。そんな思いが頭を駆け巡るに違いない。普通のドレスアップでは得られないサプライズと面白さが、このLSのボディには秘められている。

LEXUS LS460

●エアロ:(F)LS500純正(S)エイムゲイン 純VIP GT(R)Kブレイク ハイパーゼロカスタムGT ●フェンダー:オーバーフェンダー(F)3㎝(R)6㎝ ●グリル:LS500純正 ●ヘッドライト:LS500純正 ●テールランプ:LS500純正 ●ボディカラー:オリジナルガンメタ ●ホイール:ワーク グノーシスCVX 21inch(F)10.5Jマイナス40 (R)11.5Jマイナス45 ●タイヤ:ブリヂストン ポテンザS007A(F)255/30-21(R)285/30-21 ●足まわり:ユージーランドボディーエアサス ●ブレーキ:ブレンボ(F)8pot 380φ(R)6pot 380φ ●マフラー:ドリーム製マフラーカッター100φ、触媒HKSメタルキャタライザー、ワンオフフルストレート ●エンジン:HKS GTスーパーチャージャー ●外装その他:外装LS500仕様 ●室内:フル張り替え(赤レザー×黒アルカンターラ)、パネル類カーボンラッピング

 

煌びやかなゴールドメッキラッピングのLSを覚えているだろうか。2〜3年ほど前に各地のイベントで活躍し、2019年10月の本誌主催ミーティングでは9台限定のアワードも獲得。しかし、以降は表舞台で見かけることはなくなっていた山本クンの愛車だ。

あれから約1年半。今年3月の栃木ドレスアップカーコンテストで、久々に姿を見せた彼のLS。念のために伝えておくと、買い替えではない。もともと40系LS460前期の600中期仕様だったのだが、ご覧の通り、外装一式を50系LS500前期へと進化させてきたのである。

「前回はストレートに派手に振ったドバイ仕様。とにかく目立ちたいという欲求が強かった。今回はまた違ったアプローチで注目を集めたいと考えてフルリメイクです。一見シンプルだけど、やることはやっている大人のVIPを目指しました」。

LEXUS LS460

LEXUS LS460

LEXUS LS460

LEXUS LS460

前後ウインカーは純正と同じく流れる仕様。実現には苦労したそう。室内は赤レザー×黒アルカンで張り替えてキルティングを投入。全下げでリムツラになるようアーチも調整した。

 

確かにフロントはエアロレスだし、ボディカラーはオリジナルのガンメタながら、純正OPのマンガンラスターに見えないこともない。オーバーフェンダーも自然なカタチゆえに主張も控えめだ。ふむふむ、純ベタ系の50LSね…というのがパッと見の印象になるだろう。 しかしその正体は平成18年式、初期型のLS460。シンプルだとか大人っぽいとかそういう以前に、ベース自体がとんでもなく特殊。

「鋭い人はクォーターガラスやドアミラーで察知しますが、室内を見られない限りほぼ気付かれません」。

 

LEXUS LS460

グノーシスCVXのスポークからブレンボブレーキがチラリ。タイヤは妥協なしのポテンザS007Aと、こちらもポイント高し。

 

その正体を示唆するのはインテリアと
重く響き渡るV8エキゾーストノート

LEXUS LS460

 

ボンネットはエンジンルーム内のフレームごと移植し、ヒンジなどはワンオフ。前後ライトも純正とまったく同じように機能するし、トランクもスマートキーで自動開閉する。おまけに公認車検取得済み。見た目だけのスワップではない。

製作は地元・茨城のガレージドリーム、そして岐阜の水野ボディーワークスが担当。水野サンといえば現行センチュリーマスクの21セルシオでお馴染みだ。あの顔面移植エキスパートが携わっているとあれば、このクオリティの凄さも頷ける。

「ヘッドライト用のコンピュータを一から作ってもらったりと、作業は相当大変だったと聞いています」。

 

LEXUS LS460

サイドは純VIP GT、リアはハイパーゼロGT。どちらも40LS中期用だが、最小限の加工で装着した。

 

フェンダーも要注目。前後とも50純正と40純正をニコイチした上でオバフェン化。出幅はF3・R6センチで、ごく滑らかに膨らませた。

「自分の考えていたイメージを、菊地社長がアップグレードして作ってくれました。特にテールランプから続くプレスラインが、自然に消えていく感じが気に入っています」。

ちなみに今回のリメイク費用があれば、中古の50LSを買うことも十分に可能。一般人の感覚ならばそっちに傾くだろうが、あえて移植を選ぶのがオーナーらしいところ。

「このスーパーチャージャー付きのV8エンジンも捨てがたかったし、わざわざカスタムするからこそ面白いじゃないですか。見て、驚いて、楽しんでもらえたら満足です」。

 

LEXUS LS460

HKSのGTスーパーチャージャーを組んだV8・4.6Lエンジン。「高速で35GT-Rとそこそこ張り合えるくらいに速いです(笑)」。

 

LEXUS LS460

アームレストに入れた「夢」の刺繍は、密かに「ありがとう」の文字の組み合わせ。このLSに関わってくれた人たちへ感謝の気持ちだ。

 

OWNER

<OWNER>
茨城県
山本 祐介 28)会社員
「ドリームの菊地社長、そして水野ボディワークスの水野社長と出会えたことで、このLSが生まれました」。今後もイベントには積極的に参加予定。

 

●VIPスタイル編集部
初出:VIPスタイル2021年8月号