130マークXはスポーツモデルのG’sを筆頭に、純正バンパーの完成度が非常に高い。その一方で、他と同じスタイルではつまらないと感じている人もいる。それならG’sやGRMNの上を行く、超アグレッシブなブラッシュのエアロを勧めたい。新時代の「モアスポーティ」を体感せよ。
大阪で2店舗を展開する中古車ショップ、ガレージサクセス。その中でも高槻店は良質な車輌をベースにドレスアップを施したマークXを販売しており、在庫数は日本最大級を誇る。しかも中古車の販売だけにとどまらず、系列のカスタムショップブラッシュではマークX用のオリジナルパーツを販売しており、オーナーたちから注目を集めている。そして満を持して、ブラッシュブランドから130マークX用エアロがデビュー。デモカーを見ると分かると思うが、どのパーツを見てもスポーティさが際立っている。
「トヨタからGsやGRMNといった130マークXのスポーツモデルも販売されていましたが、バンパーのデザインもスポーツ寄りでかなり作り込まれています。うちではその上位互換というか、もっとスポーティなエアロが欲しい方に向け、『モアスポーティ』というコンセプトでデザインを煮詰めました」。
130マークX用のエアロは小振りなハーフやフラップタイプが多いのだが、理想のモアスポーティを具現化するためにデザインの自由度が高く見た目の変化も大きい、フルバンパータイプを開発した。
まずフロントマスクのイメージを大胆に変えてくれるフロントバンパーは、今までのマークXでは見たことがない大きな開口部に注目。デモカーはダミーのインタークーラーが装着されているが、コアが丸見えになっているということは、どれほど開口が大きいかが分かるだろう。
「ターボの設定がないマークXですが、インタークーラーを付けることでここまでスポーティ感を出すことができる。オリジナリティを出したい方に向けての提案です」。
左右の開口もシュッと立ち上げ、内側に向かって鋭く伸びるような造形を加えてイカツさを演出する。
リップは別体フラップのようなデザインを採用して、同じく薄型のサイドアンダーパネルへと流れを繋いでいる。そのサイドアンダーパネルは後ろ側をカナード風に立ち上げているのが特徴だが、それだけではなく立ち上げた面にプレスダクトを刻んで攻撃的なムードを強めている。
「インパクトが強いフロント&リアバンパーに対してサイドが大人しく見えないように、ダクトを加えたりフラップの出幅をできるだけ外に出してバランスを調整しています」。
そしてリアバンパー。先述のGs用バンパーは「社外品?」と見間違えてしまうようなディフューザーデザインが特徴で、実際そのままで満足してしまうオーナーも多い。だからディフューザーの面積を大きく広げ、凹凸を巧みに操った立体的なディテールでモアスポーティを表現。
「コーナーにダクトを入れたのもポイントです。Gsは側面にダミーのダクトが入っていますが、ここはちゃんとダクトとして機能するように貫通させて違いを出しました」。
エアロ3点だけで満足せず、FRP製のボンネットも開発。センターに2段構造のダクトを刻み、両サイドにも抜かりなくダクトを投入。スポーティ感の向上だけでなく、冷却性能も高そうな機能アイテムだ。
「モアスポーティ感を出すためにダクトの数にこだわりました。フチを付けて立体感も強調しています」。
エアロを開発している時は進捗状況をSNSで発信していたが、完成する前から反響が大きく、発売から半年も経たずに多くのユーザーからオーダーがあったという。
「デザイン的に若い方に好まれると思いましたが、意外と40・50代の方にも好評です。年齢に関係なく、多くの130マークXオーナーさんに気に入って頂けると嬉しいです」。
なお車輌をカスタムショップブラッシュに持ち込めば、エアロの塗装・取り付けも可能。イメージを変えたいオーナーは要チェックだ。
Shop Information
ガレージサクセス高槻店
●大阪府高槻市芝生町3-3-20
●tel.072-679-3000 ●https://garage-success.co.jp
●営業時間:10:00~19:30 ●定休日:月曜日
◉VIPスタイル編集部
初出:2021年8月号