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【40LS / オーナー車】攻めのキャンディオレンジ全塗

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YUKI IIDA × 40LS

【40LS】
攻めのキャンディオレンジ全塗

ドレコン会場でも一際目を引くハウスオブカラーのキャンディオレンジ。疾走感あるデザインブリスターとワイドなオバフェンの組み合わせも注目度高し。さらに白×赤のインテリアにブリッジ型のオーディオタワー、斬新なアクリルワーク等、ドアを開けても見どころ満載だ。

今シーズンのスタートとなったイノベーションカップでは、Nクラスセダン総合チャンピオンを獲得。今後の活躍も期待されるLSである。

「イベントで注目されるよう、自分なりに徹底的に作り込みました。評価してもらえて嬉しいです」。
黒ボディだった前仕様でも健闘はしていたものの、

「総合入りには結びつかなかった。もっと票を入れてもらうには、ひと目で食い付いてくれるクルマにしなければと思いました」。

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そのためのキャンディオレンジ。高級セダンに、しかもレクサスLSに塗るにはなかなか勇気のいる色ながら、これが正解と思い切る。

「明らかに純正にないカラーだから目立てる。キャンディは手間もコストも掛かりますけど、『こだわっている』というアピールにもなります」。

アヴェンタドールをモチーフにしたブリスターとの相性も良し。くっきりとエッジを効かせたラインが、より際立って見える。

「勤務先の社長の愛車がアヴェンタだったので、じっくり実物を見ながらデザインを構想できました。ラインの立体感なんかはアウディも参考にしていますけどね」。

フロントはエイムゲイン純VIP GTをベースに、リップまわりはキャンドゥジャパンをニコイチ。開口部からはインタークーラーを覗かせ、スピンドルグリルにはカーボンラッピングを施してスポーティイメージを強調する。

「オレンジに塗り替えたらメッキが浮いて見えるようになったので、各部はラッピングやマットブラック塗装で主張を抑えています」。

この派手さは誰が見てもイベント仕様だろう。もちろん本人もそのつもりで作っているが、〈イベント専用〉というわけではなく、普段の足&通勤車としても使う。

「仕事も遊びも、雪山以外はLSで出掛けるのが基本です」。

セカンドカーは持たない派。勤務先には毎日片道10分ほど掛けて愛車で通っている。

「本当はもっと職場寄りの家にも住めたんですけど、近すぎると運転が楽しめない。なので、少しだけ離れたところに住んでます(笑)」。

ちなみにリメイク中はさすがに乗れないため、その時だけはサッと適当な代車を購入し、イジり終わったら即売却。オーナーの仕事は中古車販売業ということもあり、こうしたやり方はお手の物なのだ。

「とはいえ長期間LSに乗れないのはイヤなので、作業は自作メイン。エアロ加工や全塗装は全部、オバフェンは仕上げまでは自分の手でやって、製作期間を短縮しました」。

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ホイールが20インチなのも、日常的に乗ることを考えればこそ。LSといえば21・22インチも珍しくないところ、タイヤの選択肢が少ないのと、乗り心地やコスト面も考慮して、あえて20インチを履かせている。

「おかげでブレーキはパツパツ。本来は21インチ以上推奨のキャリパーだったんですが、少し切削加工して何とか収めました」。

その他、シートポジション調整の邪魔にならないように設計したドア内張りのアクリル板や、トランクスペースをフルで使えるよう後席に組んだオーディオなど、実用面も考えて作られたところは多い。

「リアシートはこれでも2人座れる造りになってます」。

エアサス車とはいえ、オバフェンに深リム履きで、目立ちまくりのオレンジボディ。さらにシートは汚れが目立ちやすい白。普段乗りには適さないクルマだろうが、それでも乗るのがオーナーのモットーだ。

「もともと運転したくて買ったクルマだし、せっかくイジったんだからいつも乗っていたいんです」。

有名イベントで総合入りするようなLSながら、毎日のように街を走るVIPセダン。それもこのLSの魅力の一つだろう。

●VIPスタイル編集部
初出:VIPSTYLE2018年8月号
文=佐藤 知範 写真=内田 俊輔