今も昔もVIPセダンの命はツライチ。ツライチ&フェンダーというのは、オーナーの個性が如実に反映されるから面白い。
一見、似たような作りであっても、その裏に隠されたこだわりは全く異なる。
ここではそんなツライチにターゲットを絞って、厳選した6台のこだわりを詳しく紹介する。
腹下を徹底管理。
このクリアランスで走行可能。
キレイな車高短ツライチがドレスアップのテーマ。
圧倒的な低さと驚異的なツラ。それを実現させた足まわりはアレスのワンオフ車高調だ。
この200クラウンが素晴らしいのは、単純に低くしたのではなく、見えない腹下にとことん手を入れていること。理にかなった加工を施し、この状態でも走行&全切りを可能にしているのだ。
アーム類はフルで変更。ミッションマウントなどの上げ加工も実施。ホイールはスーパーRSの20インチ。奥にはアレスのブレーキキットが潜んでいる。エアロはロゼルをフル装備。
リムガードヅラで魅了。
タイヤ選びにも強くこだわる。
前後とも、リムガードヅラでビシッと揃えた姿を披露。
フロントも全切り可能なのが自慢。フェンダーはブリスター仕様で、「デザインはクッキリではなく、滑らかで、ドッシリした感じを狙いました」。
このレベルのオーナーになると、タイヤも重要。「NS-20は引っ張った時に、キチッとショルダーが寝る所が気に入っています」。
F15・R20センチ出しのブリスターということもあって、マイスターは驚異的なマイナスインセットで、リムは激深。前後のエアロはブラックパール加工で、超アグレッシブなスタイルに。
驚異の20インチ履き。
クルマは走れてナンボがポリシー。
何よりもまず、32シーマに20インチ履きというのが凄い。
バランスを取るのに相当苦労したそうで、大幅なアーチ上げはもちろん、ドアや内張りまで加工したそう。
「クルマは走れてナンボ」が彼のポリシーで、走る・曲がる・止まるをキッチリ実現。このクリアランスにも関わらず、それを車高調でやってのけたのが素晴らしい。
ホイールは眩いゴールド仕様。ひたすらバフ掛けし、クリアゴールドで仕上げた。
各エアロはワンオフで、個性的な塗り分けもポイントだ。室内にも手を入れ、赤をメインに総張り替え。
これぞVIPのツライチ。
この隙間でも余裕で走行可能。
ミリ単位でキメた緊張感溢れるツライチ。フロントはリムガードヅラで、リアはタイヤガードヅラ。
「リアはピタピタにしたかったので、ギリギリまで攻めました」。
足まわりはエアサスではなく、326の車高調。社外アームとインナー加工のお陰で、このクリアランス&低車高でも余裕で走れる。もちろん、ハンドル全切りも可能だ。
ホイールはワークのシオン。ブリスターはF3・R6センチで、前後4センチのアーチ上げも実施。
エアロはKブレイクで、Fはツインフォグに変更。RにはZ34用のマーカーを追加した。
稀少なインテンシブハンクを装着。
シャープなフェンダーデザインも魅力的。
ミミなしのスッキリとしたオーバーフェンダーが特徴の17クラウン。出し幅はF6・R8センチで、アーチ上げはF3・R4センチ。
「見た目が一番カッコイイ」ということで、ツラはリムガードに合わせている。
ホイールはインテンシブハンクをチョイス。辻川クンは渋いホイールが好みらしく、次はケーニッヒを狙っているそうだ。
稀少なインテンシブハンクは18インチで、前後共にマイナスインセット。足まわりはピアレスの車高調で、バネをF32・R34キロに変更している。前後のエアロはトップセンス。
迫力満点のハの字仕様。
ホイールは最大サイズを放り込む。
昔からのこだわりで、ツラはリムガード合わせ。
「後ろから見た時に迫力が出るように、Tディメンドのフルアームでハの字を強調させたのもポイントです」。
F6・R12センチ出しのブリスターに押し込んだホイールはプロフェッサーTF1。フロントはスペーサーなしで、SSRの最大サイズを合わせているのも自慢点の一つ。
フェンダーアーチはF5・R10センチほど上げている。干渉を防ぐため、配線移設などのインナー加工も実施。
エアロはFがブラスティ加工、RがSADカスタム加工で、唯一無二の姿に。
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イベント特集
まだまだあるぞ!
ツライチ企画
乞うご期待!
●VIPスタイル編集部
初出:VIPスタイル2018年8月号