USカスタムにおいては過去にG35スカイラインやインフィニティG37クーペなどを乗り継ぎ、この世界では有名人の1人といえるにっしーサン。
GSに乗り換えてからは3年近く経過しているが、昔からカスタムテーマは、US一筋。
「日産を乗り継いできたので、今回はただ現行レクサスでのUSカスタムをしたくて(笑)。最近のレクサスはスポーティなシルエットで、そこも良かった」。
カスタムに関しては、
「今回は特別に大人しく、歳相応にカスタムした訳でもないんです。ただやるところはやっておこうと」。
それを1番感じさせるのが程よく叩き出したフェンダーといえる。
「最近のトヨタ・レクサスのフェンダーのプレスラインは、内側に向かってマイナス方向に入り込んでいます。210クラウンなんて特にわかりやすい。GSも若干マイナス方向に入っているのでそれを(F1cm/R2cmほど)叩き出し&目一杯のインナー加工で出しています。それに伴って前後バンパーの継ぎ目は、裏側を大幅に加工しています」。
キャンバーは純正のままだとほぼ直立のため、フロントのアッパーアームを短縮して寝かせている。
「社外の調整式だとその分車高が高くなる恐れもあるんです。自分のイメージだと“リアの寝かし”さえ決まれば、フロントはちょい立つくらいで良いんです」。
そのリアのアームは、メーガンレーシングを選択。
「ハイドロの全下げがアームロックで止まるようになっていましたが、メーガンはアームロックを回避する作りになっており、解消した上で全下げしてます」。
全下げ時のキャンバーはフロントが5度、リアが5度半と意外とナチュラル。
「レクサスはキャンバーが付かないですね。前後ともハイドロで全下げしても微々たるものしか付かない。逆を考えれば優秀なのかもしれないですけどね(笑)。見映えも良く、やりすぎ防止にも繋がっているかもしれません」。
●VIPスタイル編集部
掲載:2018年10月号_USVIP GROOVY
文・写真=賀川 真弥