夫婦揃ってのVIP乗り。
ドレスアップ代はもちろん、維持費だって高いセダン。
まして2台となれば、経済的にはけっこうキツイはず。
「でも子供ができるまでは、お互い頑張ってイジろう、ということで話はまとまっています」。
それは3年前、めでたく入籍した際に交わした2人の約束である。
「ローンは組まないようにしようとも決めました」。
だから大きなリメイクをする時は、資金が貯まるまでじっと我慢。
財布は夫婦で別々にしているので、イジりたいなら自分自身で稼ぐしかない。
これも永田家ルールだ。
ちなみに子供はできれば30歳までに産んでおきたいというのが、みほサンの結婚当初の希望。
そんな彼女も今年で28歳を迎える。
「もうギリギリ(笑)。本当はもうちょっと早く家族計画を進める予定でしたけど、このクラウンのお陰でズレちゃいました」。
前仕様でも内外装はひと通りやっており(2016年8月号に掲載)、直後にはヘッドライト&テール加工も完了。
そこで一旦落ち着くという手もあったのだが、
「旦那が『ここまでやって終わりにするのはもったいない』と。確かに、せっかくライトは想像以上に仕上げてもらったのに、ボディワークはまだ物足りない感じだったんです」。
そこでボーナス×2回分の費用を注ぎ込んで再びのリメイク。
肝になるのは、憧れていたオバフェンだ。
「ずっと昔に17系で見掛けたフェンダーが記憶に残っていて。自然なカタチなのに、ドシッと見える重厚感が堪らなくカッコ良かった。それを作りたいと思いました」。
ラインは付けず、極限まで滑らかにふっくらと。
ゼロクラの丸いボディと自然に一体化させた、セミブリスターに近いオバフェン。
アーチも上げ、エアサスならではの超ピタピタなツライチも実現させる。
「合わせて全塗装も検討しましたが、そうすると色に目が行っちゃう気がした。なので、あえて純正パールのままにしています」。
ホイールも当然履き替え、さらにフェンダーダクト&ボンネットダクト追加、グリル塗装、未完全だった内装もブラッシュアップ。
心から納得できる愛車に仕上がった。
「ちょうど旦那のアリストも完成したし、今年の残りは2人でイベントに行きたい。まだVIPを辞めるつもりはないですが、この仕様で悔いが残らないよう楽しみたいです」。
みんな大好き♡
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クラウンオーナー車
厳選紹介
●VIPスタイル編集部
掲載:2018年12月号_巻頭特集・彼女がVIPに乗る理由。
文=佐藤 知範 写真=木下 誠