そこのあなた、イベントに参加したことはありますか? もちろん見学じゃなくて、エントリーの話ですよ。
見学に行ったことがある人は結構多いと思うけど、エントリーは少ないんじゃないかなぁ。「僕はいいや……」と言いつつも、内心は自分のクルマを出すことに興味を持っている人も多いのではないかと。
そこで、これからエントリーしようという人に向けて、少々アドバイスをしてみたいと思います。
なぜ、イベントにエントリーすることに抵抗を持っている人が多いのか。最大の理由は、自分のクルマのレベルを気にしているのかなって思います。確かに本誌で紹介しているオーナーカーの大半はガッツリとイジっているし、上位入賞経験を持つクルマも多い。
「僕のクルマはそこまで手を加えていないから、見学で……」と思っているYOU。いいじゃん、勇気を出してエントリーしちゃいなよ!
イベント常連のトップオーナーたちはでっかいトロフィーをゲットするために気合いを入れてエントリーしていますが、もし初めてエントリーするならそこまで熱くなる必要はないかと思います。
まずは「イベントは自分のクルマを見てもらう場所」と考えて、軽〜い気持ちでクルマを並べるのがベスト。見学者用の駐車場に止めていても全然見てもらえないし、もちろん賞だってもらえないし、原則的に雑誌の取材を受けるケースもない。
自分のクルマはレベルが低いと思っていても、もしかしたらいろいろな人の目に止まり、「ここはどうやってイジっているんですか?」と話しかけてくれるかもしれないですからね。
また、自分と同じクルマに乗っている人や、クルマのナンバーを見て地元が同じ人に話しかけるなど、イベントを「交流の場」として活用するのもオススメ。それで友達になれば、またあの人に会いたいからイベントに出ようという気になるはず。
そのついでに(と言ったらアレですが)、入賞してトロフィーを手にできたら儲けもの。初めて入賞した人に話を聞くと、ほとんどが「まさか僕のクルマが賞をもらえるとは思わなかった」とビックリした様子。初めてのトロフィーっていい思い出になりますからね。「次はもっと大きなトロフィーをもらいたいから、頑張って仕様変更するぞ!」と、クルマの進化により一層熱が入ることは確実、かもですね。
トロフィーと言えば、イベント終了前の表彰式。「もしかしたら僕ももらえるんじゃないか」というドキドキ感は、エントリーした人しか味わえない特権です。ユニオン杯を主催する髙橋サンも、表彰式の独特の空気感をぜひ味わって欲しいとのこと。
「表彰式って、参加者の嬉しさと悔しさが入り混じっているんです。自分の周りを見ると大きなトロフィーを手にして笑っている人もいれば、予想よりも上の賞を獲れなくて泣いている人もいる。そういう雰囲気を間近で体験することでドレスアップにやる気が出るし、次もイベントに行きたくなるのではないかと思います」。
賞狙いではない人も、表彰式が始まったらステージの前に集まって、その空気を肌で感じて欲しいです。
それでもイベントにエントリーするのは怖い? その理由を聞いてみると、「1台で行くのはちょっと勇気がいる」。……あ〜、その気持ちはすごく分かる気がする。もし会場に知り合いが誰もいなかったら、少し寂しいかもしれないしね。
そんな時は助手席に彼女やお友達を乗せて行ったり、地元でセダンに乗っているお友達と数台で行くのがオススメ。
もしチームに入っていたら、メンバー全員で行けば多くの人にチームの名前もアピールできると思いますよ。
とにかくみんなで行けば怖くない! 下半期もまだまだ多くのイベントが開催される予定なので、ぜひエントリーしてみてくださいね。
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イベント特集
●VIPスタイル編集部
掲載:2017年8月号
文・岩田 直人