日本が世界に誇る高級車として生まれたレクサスLC。
そんなハイソカーに対して、世界にその名を轟かせるヴァルドが挑んだ。
ロールスロイスやメルセデスなど超高級車を手掛ける彼らはLCをどう見たか。
「レクサスRCと同じクーペスタイルですが、LCの方がボディが一回り以上も大きくラグジュアリー感が強調されている印象です。だからこそヴァルドらしいアプローチがハマってくれると確信しました」。
今回は基本のF・S・R・TSの4点の他、フェンダーキットやグリルカバー、そしてフロントカナードやリアダクトカバーなど、トータルコーディネイトができるフルセットを用意。
基本セットだけでも見違えるほど精悍な姿になることは間違いないが、追加で用意したのは、それだけの意味があってのことだ。
例えば、リアの貼り付け型オーバーフェンダー。
純正の時点で膨らみのあるワイドボディをさらに強調させているのだが、出幅は純正比+15ミリ程度だと言うから驚きだ。
しかも、フロントの交換型フェンダーに至っては出幅は純正と変わらない。
ダクトの穴で側面を凹ませ、アーチに肩を怒らせたようなラインを通すことで生まれる高低差で、ワイド感は純正以上だと見た者に錯覚させる。
ベース車を研究、理解し、その特徴を自社製品に応用する巧みさは、他メーカーの追随を許さない。
そして、グリルカバーはスピンドルを分断するようにグリル中央に取り付けられるが、これはかねてから言われている国内ナンバープレートの取り付けの不格好さを払拭するための図らい。
通常ではグリルにプレートがぶらさがっているような不安定な印象だが、これが台座として機能することでそのイメージを払拭。
さらに、横長のユーロプレートの装着も見据えた世界戦略でもある。
17年12月に開催された大阪モーターショーでベールを脱いだこのLCは、ドレスアップフリークだけではなく、純粋なクルマ好きからも高評価を得て、既に多くの受注を得ているそうだ。
新たなドレスアップの可能性をヴァルドは示している。
問い合わせ
ヴァルド http://www.wald.co.jp
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●VIPスタイル編集部
掲載:2018年4月号
文=奥山 貴嗣 写真=白谷 賢