●日時:2017年5月21日(日)
●会場:ロングウッドステーション
●主催:埼玉ユニオン
真夏を思わせるギラギラの太陽の下、全国各地からのエントリーを集めて開催されたユニオン杯。
チーム単位での参加も多く見られ、エントリー車はハイレベルながらも終始和やかなムードだった。
本誌表紙車も多数エントリーし、ドレコンは熾烈な争いに。東北からデコトラも参戦して賑わった。
フロントは迫力のあるブラパル18マジェ用を装着。開口部をブチ抜き、ラフメッシュを貼ってスポーティ感をアップ。「グリルもメッシュタイプに変更して統一感を出しています」と倉冨クン。リアはAラインの30系用ニコイチで、誰とも被らない個性を発揮。足まわりはファイナルコネクション車高調だが、ロベルタカップを装着して利便性も確保。 キャンバーはF3度、R5度に。足まわりはファイナルコネクション車高調だが、ロベルタカップを装着して利便性も確保。キャンバーはF3度、R5度に。
人と被るのが嫌だった木村クン。そのためFバンパーはベンツMクラス純正をニコイチした。「中央を尖らせて今っぽさを出しつつ、ドッシリ感を出しました」。それに見合うようなワイド感も欲しく、フェンダーもセミブリに変更。存在感はこの上なしだ。シーマ特有のモールはすべてスムージングし、現行車風の佇まいに。リアはパルファムにブレーンX10を合体。
430セドに乗っていた当時からクラウン顔面移植に憧れていた千穂サン。「34系と210系になりましたがやっと叶いました♪」。違和感ゼロの大技ばかりに目を奪われるが、ダクトやハネにも要注目。「大人の族車をイメージして少し懐かしめに製作しました」。 リアドアは押し込めるだけ押し込みダクトを製作。「フル鉄板が自慢です。でも窓は3センチしか開きません(笑)」。
元々はパールホワイトで、センスブランドをフル装着していた山本ゼロクラ。今回エアロを「ブラックバイソン意識」にフル加工して、迫力を高めてきた。ボディカラーもオリジナルミッドナイトパープルに変更。「今後はフェンダーもやってみたいです」。エアロはセンスブランドだが、その面影は皆無。足まわりはユニバーサルエアー。「乗り心地は良好です」。
エイムゲインのフルエアロで外装は大人っぽく。でも内装はオレンジ×白のフル貼り替えでハデに。そんなギャップがウリの関口クンの50系が、フェンダーをリメイク。F3、R4センチ出してアーチ上げも敢行。ツラがキマってVIPらしい迫力が向上。エアロはフルエイムゲインだが、各部とも加工して、さり気なく違いを演出。マフラー出口はAMGを装着する。
「人と被るのが嫌で」と、フルワンオフで仕上げた18系。ブリスターはスーパーカーをヒントに、オリジナルラインで疾走感を演出する。鮮やかなフェラーリレッド、大胆なイナズマグリル移植もこの仕様にお似合いで、テーマの「ハイパークラウン」にも納得。リアはマフラーをセンターから4本出し。ここもスーパーカーを彷彿させる部分。足まわりはワンオフエアサス。
前後ともアウディTT用エアロをニコイチした、優美サンの50シーマ。カチッとしたTT用だけに、丸みを帯びた50系にシャープな雰囲気を注入した格好だ。今回は修理ついでにリップをリメイク。エッジを立てて尖りを3つ追加し、「より精悍さを出しました」。セミブリスターはF2.5・R3.5センチ出し。そこはかとなくワイド感を演出する。車高はボルドエアサスでダウン。
テーマは「オンリーワン」。エアロは純正をベースに自らデザインを考案し、ショップで製作したフルワンオフ。「ワンスターのデイライトを入れ、リップをカーボンで製作。スタイリッシュに仕上がりました」と貞野クン。次はエアサスとブレーキを予定。リアもがちゃがちゃしないよう、シンプルに製作。しかし他にはない個性が漂う。足まわりはラッシュ車高調。
シルバー色にAMGバンパーというユーロ仕様の後藤GSが、装い一新。色をマットブラックに変更し、凄みをプラスしてきた。「ホイールは逆に黒からR35の純正シルバーに変更。コントラストを出しました」。マフラーもAMGに変更し、完成度もアップ。フェンダーはF9・R11センチとかなりのサイズ。ワイド感が違う。RSRのブラックアイ車高調で落とし、ツライチに。
シャンパンカラーがお洒落な30系。エイムゲインのフロントをフィンレス&開口部ワイド加工したのも効いている。凝っているのはリアで、ブレーンにオートクチュールとエイムゲインを合体。ツラもシビアにキメて、純正とは別物の高級&存在感を放つ。ボディ色はオリジナルのシャンパンゴールド。前後ライトやルーフをブラックアウトしたことで、程良く引き締まった。
前から気になっていたキャンドゥジャパンのFバンパーにチェンジ。さらにワンオフアンダースポをサイドとリアに装着し、インパクトを高めてきた飯田LS。「リアドアからのデザインフェンダーも追加し、イベントでも勝負できるクルマに仕上げました」。フェンダーはF6・R8センチ。違和感のない最大サイズを狙った。ユージーのブレーキキットも最新仕様だ。
セダンならではの高級感を損なわず、それをより高めて存在感を上げる。そんなセダンドレスアップの本質を突いたような18マジェ。フォグのツイン化、マーカー追加など、さり気ない技を散りばめ、セダン総合優勝を飾る。足まわりはオリーブオリジナル車高調。ホイールは超超ジュラのBBS RI-D。ブレンボの6ポットも様になる。
「インパクトが欲しくて」と、この度オーバーフェンダーに挑戦してきた古張クン。出幅は前後5センチに設定して、アーチラインをしっかり強調してテーマを実現。合わせてエアロも短縮し、ワイド&ローをとことんアピール。エアロはすべて2センチ短縮。リアは中央だけモールをスムージングして、前後バランスを整えた。
エイムゲイン純VIPをフルで巻き、足元にはBBS LMのチャンピオンEDをセット。サスコン改とSSキットによる圧倒的な低車高とも相まって、ディープペリドットマイカのシブさが際立つ。「次はブレーキを入れたいです」。ディープペリドットマイカは一般的には不人気色だが、このように仕上げると実にカッコ良く見える。
クラウンでドリフトを楽しむ齋藤クン。「ハンドル全切りは絶対条件」のため、アーチはF5、R6センチ上げ。20インチ履きの低車高ながら、ドリフトも街乗りもこなせるツライチ仕様に。「次は社外ブレーキを入れたいです」。Fのエイムゲイン純VIP GTは純正丈まで短縮。Rはシンプルなロイヤル純正に変更し、フラップを追加装着。
パルファムをフルで巻き、シンプルにキメた野口クンの17マジェ。シンプルはバランスがカギと、この度20→19インチに変更してきた。「お世話になっている先輩から譲ってもらいました。ブラッシュドがお気に入りです」。エアロを一部黒で塗り分け。それによりオリジナルパールのボディが程良く引き締まった。
3月のイノベ杯でデビューした菊池サンのLSが、矢継ぎ早にオバフェン仕様へと進化。「イベ車なんで少しやっちまった感を演出(笑)」と、前後6センチのビス留めワークス風フェンダーに。アピール力高めの塗り分けも施す。エアロはKブレのハイパーゼロカスタム。ホイールはデュランダル、足は純正をハイスピード化。
東京の腕利き店・オリーブの和田サンのソアラ。アンサーエアロでシンプルにまとめるも、エンジンルームには2JZが鎮座。内装もレカロに換装されており、実は600馬力を誇るモンスター。まさしく羊の皮を被った狼なのだ。電動ハードトップは実はブラックアウトされている。クローズド時の姿はツートンとなり、精悍さを放つ。
目立ってナンボがテーマゆえ、ボディはピンクブルーパールにオールペン。フェンダーの出幅も車高の低さも驚異的で、圧倒的なワイド&ローを見せつける。が、フロントリップの隙間にLEDを仕込むなど、繊細な加工もアリ。足まわりは純正エアサス。ナギサオートのアームを組んで、このキャンバー、このツライチに。
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