レクサス専門ブランドとして、オーナーからの信頼も厚いレクソン。そんな同社が目指すのは、レクサスが持つプレミアム感を崩すことなく、エレガントかつスポーティな雰囲気を巧みに演出すること。今回デビューを飾った新型LS用もまた、レクソンのこだわりが存分に詰まったモデルとなっている。
例えばフロントは、レクソンのアイデンティティとも言える吊り下げ式のリップを採用。また、FRPの他にもカーボンタイプをラインナップするなど、フルバンタイプに勝るとも劣らない十分な装着感を満喫できるのがポイントとなる。
サイドにも注目してほしい。緩やかなアールを巧みに駆使することで、サイドビューにさり気ないアイキャッチをプラスしてくれる。ダクトなどの目立つ一手こそないものの、レクソンらしさは健在だ。
リアは疾走感漂うディフューザー形状を採用。また、あえて4本出しマフラーにすることで、新型LSが持つスポーティ感をさらに底上げすることに成功している。
「最近、デザインが似かよったエアロが多いですが、そんな中でもレクソンらしい存在感みたいなのが味わえるデザインが特徴です。とはいえ、クセが強いとそこばかりに視線が集まってしまう。なので、全体的にその辺のさじ加減を考慮したデザインに仕上がっていると思います。そう言った意味では、エントリーモデルとしてもそうですが、玄人向けのデザインかもしれませんね」と、レクソンの高砂サン。
ハーフタイプながら、装着するだけで圧倒的な存在感を発揮できる。それがレクソンらしさなのだ。
フラッグシップ!
LS用エアロ大特集
注目メーカー目白押し
●VIPスタイル編集部
掲載:2018年10月号
文=幸谷 亮 写真=本間 章悟