国産高級車ドレスアップマガジン

【50LS / オーナー車】満を持して最高峰へ

VIPSTYLE_10月号

OWNER:KAZUNORI YASUDA

満を持して最高峰へ

どんなクルマでも、「ノーマルでは絶対乗りたくない」派。

これまで所有してきた愛車はもちろん、仕事用の軽トラだってイジってきた。

さらに、特にドレスアップ好きというわけではない奥様のミニバンにまで抜かりなくエアロを巻く。

「例えば何かで嫁に迎えに来てもらった時とか、そのクルマがノーマルだったらイヤなんですよね(笑)」。

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根っからのクルマ好き、改造好きで、目立つのも大好き。

かつてクライスラー300Cをガルウイングにして22インチを履かせ、本誌の表紙も飾った(2006年7月号)。

「300Cは30セルシオからの乗り替えでした。当時、30系はあまりにオーナーが多くて目立つのが難しかった。その点、300Cはまだ珍しかったし、ガルウイングにすれば注目されるだろうと思いました」。

この50LSも、「いち早くイジれば目立てる!」と踏んだのが選んだ理由の一つ。

ちなみに300C以降の所有車は、35GT-R、210クラウン、RC300hと続いているが、いずれも発売からすぐに購入。

目新しいクルマをイジって乗るのは、オーナーの基本方針だったりする。

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そして今回のお相手はレクサスのフラッグシップ、LSのFスポ・ターボ。

高級車ばかりの歴代愛車たちの中でも、頭一つ抜けた存在だろう。

普通なら、ターボ車の最速納車となる今年1月に乗り回すだけでも、十分に目立てたクルマだ。しかし、

「やっぱりノーマルでは乗りたくないので、納車後もずっとガレージに置きっぱなしにしていました」。

そのまま2月末にはホイール、ブレーキ、エアサスを装着。だがまだLSは動かさない。

実はオーナーには「同車種のライバルたちより先に雑誌に載る」という野望もあった。

「それには足まわりだけでは不十分。エアロもしっかり組んで、外装を一通り仕上げないとダメだと思って、エイムゲインのエアロが完成するのを待っていたんです。それまではコンディションを保つためにも、ほとんど乗りませんでしたね」。

待望の純VIPスポーツエアロが届いたのは7月。

すぐに塗装して組み上げ、本誌へも売り込み開始。

そのスピード感が編集部でも話題となり、今回の掲載に至った次第だ。

VIPSTYLE_10月号

「8月の発売号を逃すと、次のチャンスは10月になる。そうなると50LSをイジる人も増えてくるだろうから、急ぎました」。

VIP歴23年目にして遂に手に入れた最高峰のセダン──長年憧れてきたLSだからこそ、デビューのタイミングや舞台にもこだわる。

そんなところもまたオーナーらしい。

自分好みに仕立てたセダンをただ眺める
そんな贅沢なひと時を味わうために──

兵庫県在住のオーナーながら、昔から広島のエイムゲインと縁が深い。

「社長とはメーカー創立前からの付き合い。いろいろ教えてもらったり仲良くしてもらい、それからエアロはエイムゲインひと筋です」。

前述した歴代愛車たちに加え、奥様の歴代愛車であるアクア・20&30アルファード、また以前にオーナーのお兄さんが乗っていたSC430にもエイムゲインのエアロが装着されていたという。

家族ぐるみでエイムゲインのヘビーユーザー。

VIPSTYLE_10月号

余談だが、かつて表紙車にもなった300Cはさすがにエイムゲインもエアロを作っておらず付けられなかったものの、代わりにグリルエンブレムをエイムゲインマークに作り替えたという逸話もある。

「スタッフに『いい宣伝になるから』とかいって、無理矢理特注してもらった記憶があります」。

もちろんひいきにするのは仲がいいからというだけでなく、デザインが好みだというのも大きい。

「基本的にシンプルなところが気に入ってます。Fスポ用の純VIPスポーツも、開発中のCG画を見せてもらった段階で即決しました」。

惜しむらくは、当初付ける予定だったカーボン仕様が、開発スケジュール的に間に合わず、フロントフェンダーとルーフスポ以外はFRP仕様になったことだろうか。

「このタイミングでVIPスタイルに掲載してもらうためには仕方がなかった。今後カーボンverのリリースが始まったら、そちらに切り替えていくことも考えています」。

基本的なドレスアップテーマは、シンプルな大人仕様。

加工などは極力せず、素材を生かす方針を貫く。

とはいえ単なるポン付け仕様かといえばさにあらず。

例えばホイールはエイムゲインGTMなのだが、左右で違うカラーを履かせている。

「35GT-R以降の愛車では、ずっと左右色違いを履かせてきました」。

理由はズバリ「見て楽しむため」。

オーナーにとってVIPは走って楽しむというよりは見て楽しむもの。

普段は基本乗らず、たまの休日に少々動かすくらいだという。

「主に観賞用というか、目の保養というか(笑)。だから右からと左からでそれぞれ楽しめるように、違った色のホイールにしてるんです」。

またキャリパー色も左右で変えたり、Fスポ専用の漆黒メッキをあえて通常のメッキに戻したり、各部にカーボンラッピングを施すなど細かくアレンジ。最高級車を1/1プラモのように自分好みに仕立てる。

「仕事の都合でイベントにはまず行けないんですが、それでもいつか出て皆サンに見てもらいたいです」。

VIPSTYLE_10月号

●VIPスタイル編集部
掲載:2018年10月号_巻頭特集・オーナー物語。
文=佐藤 知範 写真=高原 義卓