国産高級車ドレスアップマガジン

【19GS / オーナー車】艶めくキャンディレッドの美しさ

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OWNER:村上 和博 (兵庫県)

艶めくキャンディレッドの美しさが
エクスプローラーの造形を引き立てる

本格的にVIPにハマったのは40代に入ってから。きっかけはワンスター・エクスプローラーGSがデビューした5年ほど前のこと。ひと目でデザインに惚れ込み、速攻で装着すべく店に足を運んだ。

「金本社長は有名人なので最初は緊張しましたけど、話すとすごく気さくで熱い人だった。センスも素晴らしく、それから今に至るまでずっとお世話になりっぱなしです」。

とはいえ、当初はエアロと足まわりくらいのつもりだったのだ。しかしエアロを付けて愛車が見違えるようにカッコ良くなると、次々とやりたいことが頭に浮かんできた。良きアドバイザーである金本サンとの話も盛り上がり、ドレスアップ熱はどんどんエスカレート。そして今年3月には、内外装フルで手が入った現在の仕様を完成させた。

「やるならきっちり徹底的に。そう思って作ってもらいました」。

まず注目したいのが、リップグロスのような艶をたたえたキャンディレッドボディ。ベースは真っ赤ではなく、少々黒を加えた「ほんのりワイン系」で、これがキャンディ塗装の透明感と相まって、実に深みのある表情を生み出している。

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「目立ちたがりではないのですが、目立ちます(笑)。コンビニなどで声を掛けられることもあります」。

カラーバランスを考えて、メッキモール類はブロンズ化。塗り分けは基本マットブラックだが、リアルカーボンも加えてスポーティムードを漂わせる。エアロはもちろん今もエクスプローラー。それも色以外のアレンジはほぼナシなのがこだわり。

「デザインが好みで選んだので、加工の必要性は感じない。このカタチがベストだと思ってます」。

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モノトーンの内装に走る赤ライン
抑えの効いた大人のセンスが光る

目指すはスポーティ系。定番ながら、気合いの入り方は普通ではない。特に足元、BBSの超超ジュラルミン製1ピースRI-Dと、ワンスターブレーキの組み合わせはスペシャル感たっぷり。

「RI-Dはブレーキを一番アピールできるホイールだし、軽量なところも魅力的だった。実際に持ってみたら本当に軽くて驚きました」。

前後キャリパーはBIG8、ローターも405φと大サイズ。20インチに合わせるとパッツパツで、「オッ! という感じで注目してくれる人は多いです」。

普段乗り用のため、どこへでも行けるようにボルド・パルファムカップを採用。基本は低いままでキビキビ走り、ピンチの時だけ上げるという理想の足まわりにしてある。

「しかしまあ、ツラはそんなに攻めすぎず、ほどほどのセッティングです。もういい年なので(笑)」。

結果的に大人の余裕を感じさせるスタイルが完成。若手のように頑張りすぎないところがまた心憎い。

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一方でインテリアは、少しの隙もなく、徹底的にやり尽くした仕様。シートはもちろん、天井・ピラー・ダッシュボード・フロアに至るまで総張り替え。パネル類もラッピングで、ペイントは使っていない。

「カラーの希望だけざっくり伝えて作ってもらいました」。
ベースはホワイト×ブラックで、差し色にレッドを選択。ダッシュ〜ステアリング〜ドア内張りと繋がるような、細くシャープな赤ラインをアクセントとしている。

他は徹底してモノトーン。思わずステッチカラーなどで遊びたくなるが、シートのロゴ刺繍以外は白のみ。天井も黒単色とシンプル。しかしよく見ると、シートやコンソールの一部にカーボン調レザーを使うなど、さり気なくも単調には見せない工夫が凝らされている。

「さすがは金本社長のセンス。お任せして本当に良かったです」。

 

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●VIPスタイル編集部
掲載:2018年12月号_THE DEBUT!
文=佐藤 知範 写真=冨川 真一